公立小学校にかかる費用とは?平均総額や学年別でかかる費用の目安を紹介

初回公開日:2021年02月05日

更新日:2021年02月04日

記載されている内容は2021年02月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

子供の教育には多額の費用がかかります。将来の教育費に不安を覚えている保護者の方も多いのではないでしょうか。この記事では公立小学校の費用を学年別にまとめています。節約方法なども説明しているので、これから教育費が必要になる保護者の方はぜひ参考にしてみてください。

公立小学校にかかる費用とは?平均総額や学年別でかかる費用の目安を紹介

公立小学校にかかる費用を知るべき理由2つ

子供には良い学習環境を整えて希望する学校に入れてあげたい、と考えるのが親心です。しかし、成長とともにかかってくる子供の教育費に不安を覚えている保護者の方も多いのではないでしょうか。

今後必要になる教育費用に備え、金銭面での不安を解消するためにも、まずは小学校の6年間でどのくらいの費用が必要になるのか把握しておく必要があります。

中学・高校・大学の費用への備え

小学校にかかる費用を知ることは、今後の中学・高校・大学の費用に備える第一歩になります。

子供の教育費の総額を考えても、なかなか先のことまでは予想出来ません。まずは公立小学校の費用を知ることから始めましょう。公立小学校の費用を知ることで、私立幼稚園・私立小学校への進学や今後の進路について検討したり、かかる費用をどう備えていくのか考えたりできます。

金銭面での不安の解消

将来の子供の教育費に不安を覚えても、心配しているだけでは何の解決にもなりません。そして、教育費が今後どのくらい必要になるのか分からなければ備えることも出来ません。学資保険や積み立てを利用する場合も、幼稚園や公立小学校でかかる費用がひとつの目安になります。

後々慌てないために、そして金銭面での不安を解消するためにも、小学校の6年間で必要になる費用を知ることは大切です。

公立小学校にかかる費用の平均総額は?

子供の教育にかかる費用については、文部科学省が2年ごとに統計調査をしています。

文部科学省が平成30年に行った子供の教育費調査によると、公立小学校に通っている子供1人に対して保護者が1年間に支払った金額の平均は約32万1千円となっています。

対して、私立小学校に通っている場合は約159万9千円となっていますので、私立小学校は公立小学校に比べて5倍の費用がかかる計算になります。

公立小学校にかかる費用の詳細3つ

公立小学校にかかる費用の平均約32万1千円は、学校教育費・学校給食費・学校外活動費の3つの合計金額になります。

学校教育費は学校内でかかる費用で、授業料、入学金、修学旅行や遠足の費用、教材費が含まれます。学校外活動費は学校以外の活動にかかる費用で、塾や家庭教師、習い事や体験学習などの費用が含まれます。

1:学校教育費

学校教育費とは学校内でかかる学費の総額で、統計調査によると公立小学校では年間約6万3千円かかります。

授業料、修学旅行・遠足・見学費、学校納付金等、図書・学用品・実習材料費等、教科外活動費、通学関係費、その他の7項目が含まれます。公立小学校では授業料がかからないため、 授業で使われる文具や教材や図書が大きな割合を占めます。

私立小学校の場合は約90万4千円と高額になります。

2:学校給食費

学校で出される給食の費用は公立小学校では年間約4万4千円かかります。

私立小学校の場合は約4万8千円なので、給食費に関しては私立も公立もそれほど大きな違いはなさそうです。

3:学校外活動費

学校外活動費は統計調査によると公立小学校で年間約21万4千円かかります。

学校以外の活動で使われる費用で、塾や家庭教師、習い事、体験活動、芸術文化活動、スポーツ活動が含まれます。私立小学校では年間約64万7千円かかり、公立小学校の約3倍になります。学校以外の活動なので家庭によって違いが大きく出る項目です。

学年別で見る費用の目安

公立小学校で1年間にかかる費用の平均は約32万1千円ですが、子供の学年によってかかる金額にはばらつきがあります。

小学校の費用は、1年生の時に平均より多くかかります。2年生で平均より少なくなり、それ以降は学年が上がるにつれて高額になっていきます。公立小学校でどのくらいの費用がかかるのか、文部科学省の統計調査をもとに学年別に詳しく見ていきたいと思います。

低学年

統計調査では公立小学校の低学年で1年間にかかる費用は、1年生では約35万1千円、2年生では約26万3千円という結果が出ています。

低学年では高学年ほど費用がかかりません。ですが、1年生は例外で新しく購入する教材や学習用品が多くその分費用も少し高額になります。

中学年

公立小学校の中学年で1年間に必要になる費用の平均は、3年生が約29万3千円、4年生が約31万円という結果が出ています。

中学年では全体の平均よりも少し低い金額になっています。これから金額が上がっていく高学年、さらに費用がかさむ中学校に向けて備えておきたい時期です。

高学年

公立小学校の高学年でかかる費用の平均は、5年生で約34万円、6年生で約37万1千円という結果が出ています。

低学年、中学年と比べると少し金額が高くなっています。高学年になると学校内でかかる学校教育費、塾や習い事などの学校外活動費、ともに高くなります。

各家庭によってかかる費用とは

ここまでは文部科学省の統調査の結果をもとにしたお話でした。ですが、統計調査は平均値なので、各家庭の状況によって大きな差が出てきます。

共働きで保護者の帰りが遅い家庭では学童保育の費用が必要になります。同じ公立小学校でも中学受験する場合は塾や家庭教師などの費用が必要になるかもしれません。塾以外にも様々な習い事があります。

学童・受験・塾・習い事などを複数やっている場合は、その分費用も余分にかかることになります。

公立小学校にかかる費用を節約する方法4つ

子供の教育は小学校で終わりではありません。中学・高校・大学まで進学するかもしれません。文部科学省の平成31年の学校基本調査によると中学校卒業後の高校進学率は98.8%となっています。

中学・高校・大学の学費に備えて小学校にかかる費用もかしこく節約しましょう。

公立小学校にかかる費用を節約する4つの方法をまとめてみました。

1:おさがりを活用する

制服や学用品のおさがりを活用することで子供にかかる費用を節約できます。

兄弟や知り合いのおさがりをもらっても良いですし、学校のバザーなどで売られていることもあります。また、子供の学用品はすぐサイズが合わなくなるなど、一時期しか使わないものが多いため、いらなくなった学用品持っている人が身近にいるかもしれません。

2:オンライン塾を活用する

小学生も高学年になると塾に通う子供が多くなります。

オンライン塾の活用が教育費の節約につながることもあります。

家庭教師は高額になりがちですが、オンライン塾の値段はピンキリです。通う必要がないため選択肢も多く、通いの塾よりも安価で受けられるところもあります。塾に通う交通費や送迎の手間がなくなるのも良いところです。

3:就学援助制度を活用する

子供の就学費用に不安がある場合、自治体の就学援助制度を使うことができます。

就学援助には世帯の総収入などの条件がありますが、困っているようなら相談してみても良いかもしれません。

通常は通学している学校を通して申請しますが、申し込み方法や援助の内容は自治体によって異なります。就学支援の詳細についての問い合わせ先は各区市町村の教育委員会になります。

4:医療費控除を活用する

医療費控除を活用することで費用を節約できます。

各市町村で子供の医療費助成制度があるため、子供に高額な医療費がかかることはあまりないかもしれません。

しかし、1カ月の間に高額な医療費がかかった場合は、加入している健康保険から後日返金される高額療養費制度があります。月をまたいでしまうと返金の対象にならないので注意が必要です。加入している保険によって対象になる金額は変わります。

それでも年間で高額な医療費を支払った場合は医療費控除を申請できます。

医療費控除は1月から12月までの医療費の合計を計算して税務署に確定申告します。控除額は世帯年収によって変わりますが、世帯で年間10万円以上の医療費を支払った場合は控除の対象になる可能性があります。

医療費控除の対象は支払った医療費なので、任意保険や健康保険からの返金金額を差し引いた金額での申請となります。

出典:「高額療養費」と「医療費控除」ってなんだろう?|全国健康保険協会 協会けんぽ
参照:https://www.kyoukaikenpo.or.jp/shibu/ehime/cat080/2397-35324/

公立小学校の費用を把握するときの注意点

公立小学校の費用を把握するうえで文部科学省の統計調査の全国平均を参考にしてきました。しかし、公立小学校の費用は地域によって差があります。

統計調査でも『人口規模が大きくなるほど学習費総額が多い傾向にある』という結果が出ています。平成30年度の調査の結果、公立小学校で1年間に必要な費用は、政令指定都市や東京23区の特別区では年間平均38万5千円、人口5万人未満の都市は26万2千円とかなりの差が出ています。

同じ公立小学校でも地域によって差があるので、お住まいの都市にあてはめて考えてみてください。

公立小学校の費用を把握しておこう

将来の学費に備えるため、金銭面での不安を解消するために、公立小学校の費用を把握しておくことは大事なことです。

統計調査の金額は学年によって、家庭によって、地域によって差があり、正確な金額を把握するのは難しいかもしれません。しかし、おおまかな金額を知っているのと知らないのでは大きな違いがあります。

これから子供の教育費が必要になる保護者の方は、まずは公立小学校の費用を知り、賢く節約し、将来の教育費に備えましょう。

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