数学的な考え方の要素8つ|文部科学省による新学習指導要領についても紹介 数学的な考え方の要素8つ|文部科学省による新学習指導要領についても紹介 - chokomana
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数学的な考え方の要素8つ|文部科学省による新学習指導要領についても紹介

 

数学的な考え方の要素8つ|文部科学省による新学習指導要領についても紹介

 

そもそも数学的な考え方とは?

定義としての数学的な考え方は既に挙げた通りですが、実際はそう簡単なものではありません。

実際に専門家や教科書会社の表現は様々です。例えば、教科書会社の啓林館はそもそも定義は難しいとした上で、知識・技能を身に付けること、それを思考すること、数学全体を支える考え方にも及ぶとしています。

また、同じような内容をまとめて、「数学的な考え方とは問題の解き方だ」と表現する専門家もいます。

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新学習指導要領における数学的考え方とは

まず、文部科学省による数学的な考え方の定義は、「事象を数量や図形及びそれらの関係などに着目して捉え、論理的、統合的・発展的に考えること」とされています。

具体的に言うと、数量・図形に着目して、順序良く根拠を明らかにしながら、複数の事象と関連付けたり、条件を変えるなどして新しい視点で捉え直したりすることが数学的な考え方であるということです。

学校段階ごとの数学的考え方3つ

文部科学省によると、数学的な考え方の定義は「事象を数量や図形及びそれらの関係などに着目して捉え、論理的、統合的・発展的に考えること」とされています。

学校段階ごとに、数学的な考え方を身に付けていくにはどうすればよいのか、また求められている事柄についてまとめました。

 

1:小学校算数科における数学的考え方

文部科学省が定める小学校算数科の目標では「数量や図形についての基礎的・基本的な知識及び技能を身に付け,日常の事象について見通しをもち筋道を立てて考え,表現する能力を育てること」が数学的考え方とされています。

算数以外の科目においても、数量関係を見抜き、数学・算数の基本である具体物や図・式などを用いて考える力を育てることが関係しています。

出典:小学校学習指導要領平成20年3月|文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/073/siryo/__icsFiles/afieldfile/2016/05/16/1370395_12.pdf

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2:中学校数学科における数学的考え方

文部科学省が定める中学校数学科の目標では「数量や図形などに関する基礎的な概念や原理・法則についての理解を深め,数学的な表現や処理の仕方を習得し,事象を数理的に考察し表現する能力を高める事」が数学的考え方とされています。

小学校で論的に考える力を養えているので、中学校では一歩踏み込んで、自分で考えたり判断したりする力を身に付けることを重視しています。

出典:中学校学習指導要領平成20年3月|文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/073/siryo/__icsFiles/afieldfile/2016/05/16/1370395_12.pdf

 

3:高等学校数学科における数学的考え方

文部科学省が定める高等学校数学科の数学的考え方とは「数学における基本的な概念や原理・法則の体系的な理解を深め,事象を数学的に考察し表現する能力を高めること」とされています。

体系的という文言が加えられ、普遍的な数学的法則や、式・関数などの性質を理解することが求められています。

出典:高等学校学習指導要領平成21年3月|文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/073/siryo/__icsFiles/afieldfile/2016/05/16/1370395_12.pdf

数学的な考え方を形成する要素8つ

 

 

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