高校生の子供が勉強しない時の解決方法とは?5つの原因と7つの対策

初回公開日:2021年01月04日

更新日:2021年05月06日

記載されている内容は2021年01月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

この記事では、勉強しない高校生の子供に対して、子供たちがどのような気持ちなのかや保護者はどのように対応するべきなのかについて紹介します。高校は、大学進学や就職など将来に大きくかかわる時期です。子供が自主的に勉強できるように、適切なサポートを考えていきましょう。

高校生の子供が勉強しない時の解決方法とは?5つの原因と7つの対策

高校生が勉強しない時の対策とは?

高校生の子供が勉強しない時には、勉強しなさいと口うるさく言うのではなく、勉強しない理由を探ることが先決です。

子供にとっては、保護者から「勉強しなさい」と厳しく言われると、焦るどころかますます勉強を遠ざけたくなってしまう悪循環が出ることがあります。

本記事では、勉強しない高校生の子供にどう対応すべきか、保護者ができる対策について紹介していきます。勉強嫌いな高校生の子供を持つ方は参考にしてみてください。

勉強しない高校生が抱える5つの原因

高校生の子供が勉強しない原因は1つではありません。

ここでは勉強する意味がわからない、勉強の目的が定まっていない、勉強方法がわからない、スマホが気になってしまう、成績を上げることが重荷になっている、という5つの原因について紹介します。

これらの5つの原因を知ることにより、高校生の子供がなぜ勉強しないかを理解できれば、解決策が見つかるヒントを見つけることができるかもしれません。

1:勉強する意味がわからない

高校生の子供が勉強しない原因は、勉強する意味がわからないことがあげられます。

行きたい大学や、これからも学びたいと思う分野が無かったり、スポーツや部活にやりがいを感じて勉強にやりがいを見いだせないなどのさまざまなケースがあります。

今している勉強が、この先自分の未来にどう繋がっていくのかわからないために、勉強する意欲が湧いてこないという状態になっていることもあるでしょう。

2:勉強の目的が定まっていない

高校生の子供が勉強しない原因は、勉強する目的が明確になっていないことが挙げられます。

目的がないまま勉強していても「なんでこんなことしているのだろう、もっと楽しいことをしたい」という気持ちが出てくるケースがあります。

勉強を楽しいと感じる子供もいますが、勉強嫌いな場合、好きでもないことに時間を使うのですから自分が納得できる明確な目的は必要でしょう。

3:勉強方法がわからない

高校生の子供が勉強しない原因は、どう勉強すればいいかわからないことが挙げられます。

これまであまり勉強してこなかった、勉強のやり方がわからない、試験範囲が広くなると何から手をつけたらいいのかわからないなど、勉強の仕方に困っているケースがあります。

勉強する意欲がないわけではないものの、行動をおこせないため勉強しない状態に陥っている可能性があります。

4:スマホが気になってしまう

高校生の子供が勉強しない原因は、スマホなどの誘惑で気がそれることが挙げられます。

友人とのやりとりでLINEやTwitterが気になったり、普段遊んでいるゲームアプリで遊びたくなったりして、スマホから離れられない子供は増えているようです。

勉強しなければという気持ちがあっても、誘惑に負けてしまい机に座ってもスマホから意識が離れない場合があります。通知が来るたびに勉強を中断して、肝心な勉強が進まないこともあるでしょう。

5:成績を上げることが重荷になっている

高校生の子供が勉強しない原因は、受験や好成績をとることがプレッシャーになっている可能性があります。

「成績が悪かったらどうしよう」、「受験が不安で勉強に身が入らない」、「成績が悪いと怒られる」など、不安な気持ちから現実逃避して勉強から離れようとしている場合があります。

多少のプレッシャーは子供にとっていい刺激にはなりますが、過度な期待は逆に重荷になり、勉強する気持ちを止めてしまうこともあるので注意が必要です。

勉強しない高校生に対する保護者がとるべき7つの対策

次に、勉強しない子供に対して保護者がとるべき7つの対策について紹介します。子供がなぜ勉強に意欲的でないのかを理解し、気持ちに共感した上で必要なサポートができるよう考えていきましょう。

今回は、やみくもに叱らないことを始めとした7項目をピックアップしていきます。勉強しない高校生に対する保護者がとるべき7つの対策についてご興味がある方は、参考にしてください。

1:やみくもに叱らない

勉強しない子供に対して、生活面や勉強面などの目につくところをすべてに口を出していては、言いすぎとなってしまいます。

気になることがたくさんあったとしても、ポイントを1つに絞って伝えるようにして、本人が勉強しないとどうなるのかに気付くことができるようにすることを心がけましょう。

また伝えたいことは、くどくど言わずに、冷静かつ簡潔に伝えることも大事です。

2:勉強するために話し合いをする

子供が勉強しない時の対策は、勉強する目的を子供と話し合うことです。

「勉強しなさい」と子供に言ってはいるものの、本来の勉強の目的について説明できない保護者は多いでしょう。子供に勉強をせかす前に勉強する目的について話せるか考えてみる必要があります。

勉強は、子供の将来の選択肢を広げる上で大切でしょう。勉強の大切さについて子供と話し合うことで、子供も心から納得できれば勉強にやる気を見出せる可能性があります。

3:勉強したくなる学習法を考える

子供が勉強しない時の対策は、子供に合った学習法を考えることです。

集中力が続く時間は大体どのくらいか計測してみてもよいでしょう。すぐに集中が切れやすい子供の場合は、短い時間で区切って勉強したり、科目を途中で変更したりする方法がおすすめです。

塾選びでも、子供の性格を考えて選ぶことが大切です。社交的な性格の子は集団授業が、大人しい性格の子は個別指導のほうが心地よいと感じる傾向があります。

4:勉強したくなる空間作りをする

子供が勉強しない時の対策は、勉強に集中しやすい環境をつくることです。

高校生ということもあり、勉強部屋をつくるのもおすすめでしょう。リビングで勉強する場合は家族が見てくれていることで集中力が上がる子供もいますが、勉強にだけ集中しやすい環境を別につくるほうがよい場合もあります。

自室を勉強部屋にする場合はカーテンで本棚やベッドなど、誘惑されそうな部分が視界に入らないように工夫すると集中しやすくなります。

5:スマホの利用時間を制限する

子供が勉強しない時の対策は、スマホの使用時間を決めることです。

使用時間は、子供と相談して決めましょう。保護者がスマホを無理に取り上げる、または利用時間制限アプリを使用する方法もありますが、子供自身がスマホを使いすぎると勉強の妨げになる、と気付く必要があります。

無理強いすると、反発して自分でアルバイトを始めるなり、携帯料金を自分で払うスタイルをとる可能性もあります。

6:卒業後の進路についての話しをする

子供が勉強しない時の対策は、進路を一緒に考えることです。

子供が進学後にやりたいことを聞いてみましょう。まだ思い浮かばない場合は、学校を卒業した際にどうなっていたいかを想像させます。例えば英語を話して国際的な仕事がしたい、IT関係の仕事に就きたい、などです。

「あなたの自由にしてよい」と言ってしまうと、自分に関心がないのかと子供が感じてしまうことがあります。保護者も一緒に考える姿勢を見せましょう。

7:干渉しないように心がける

子供が勉強しない時の対策は、干渉しすぎずに見守ることです。

保護者があれこれ干渉すると、高校生の子供にとってはうるさいと感じることもあるでしょう。温かく見守るスタンスが必要です。

不安な気持ちはわかりますが、「勉強はしたのか」、「また遊びに行くのか」など、子供の行動に対して細かく言うことはやめましょう。見守ることで子供も反発心をなくし、自然に勉強に打ち込む可能性があります。

勉強しない高校生を持つ保護者の5つの悩み

ここからは、勉強しない高校生を持つ保護者の5つの悩みについて紹介していきます。思春期になると子供の気持ちがわかり辛くなりがちなため、保護者の方は学校生活のことや将来についてなどの悩みが尽きないでしょう。

今回は、子供の考えが理解できないことを始めとした5項目をピックアップしていきます。勉強しない高校生を持つ保護者の5つの悩みについてご興味がある方は、参考にしてください。

1:子供の考えが理解できない

高校生になると、コミュニケーションが減り、高校生の子供の考えが理解できないということがあります。何か考えているようだけれど、はっきりとした答えが返ってこないため、こちらから声をかけるタイミングがわからないというケースが多いようです。

このような場合はシンプルに、明るく「どうしたの?」と保護者が話しやすい機会をつくってあげることが効果的です。

子供側のほうで、話をするタイミングがわからなかったり深刻に悩みすぎていたりする場合もあるため、保護者のほうから軽く声をかけてもらうと、素直に話してくれるという場合もあります。

2:落第しないか不安になる

高校は、小中学校とは違い、成績が悪い場合には進級できない可能性があります。親としては、落第しないか心配になることも多いです。

そのような時には、まず勉強しない子供の気持ちを聞き、何か問題を抱えているようであれば、一緒に解決する方法を探していきましょう。学校の先生から、成績だけでなく日頃の態度なども聞いておくのもよいでしょう。

落第するのはどういう時なのかという、落第条件の情報を収集しておくと参考になります。

3:退学にならないか不安になる

テストの点数が悪く、赤点を取ってしまった場合などには、退学にならないか不安になるでしょう。

留年や退学の基準は高校によって違うため、不安を感じているようであれば高校の先生に相談してみるとよいでしょう。追試や夏休みなどの補習を受けさせてもらえるといった、救済処置を設けてくれている学校もたくさんあります。

まずは、保護者が気持ちを落ち着かせて、学校の先生と今後の対策を一緒に考えていくことが大切です。

4:卒業後の進路が不安になる

大半の高校生の保護者は、卒業後の進路について不安を抱えています。勉強しない高校生の保護者なら尚更不安が募ることも多いでしょう。

このような場合は、高校生の子供がやりたいことを見つけられず、進路をどのように決めればよいのかわからないということが多いため、一緒に進路について話し合うとよいでしょう。

わからないことを学校に聞いたり、説明会などに一緒に参加したりして、高校生の子供本人が進路を決めて学習に取り組めるようにサポートすることが必要です。

5:引きこもりにならないか不安になる

高校卒業後、家で部屋に引きこもってしまうのではないかと不安になってしまうこともあるでしょう。

このような場合は、高校生の子供に心配しているということを伝えて気持ちに寄り添い、将来について一緒に考えていくようにしましょう。

例えば、進学校の高校に通っている高校生にとっては、大学だけでなく色々な進路があることを伝えてあげるだけでも、安心して勉強に取り組むようになってくれるかもしれません。

勉強しない高校生にしてはいけない5つの注意点

ここからは、勉強しない高校生の子供にしてはいけない5つの注意点について紹介していきます。焦らずに時間をかけて少しずつコミュニケーションをとるように心がけましょう。

ここでは、同級生と比べる、勉強を強要する、欲しいものをご褒美に設定する、子供をせめて叱らないようにする、罰則を用意する、について解説していきます。

1:同級生との成績と比べる

勉強しない時に避けたい行動は、他人と比較することです。

他人というのは兄弟や姉妹、親戚の子供、学校の友人などです。テレビに出てくる優秀な子供なども該当します。比較されていい気分になる人は少ないでしょう。子供も同じです。

人にはそれぞれ得意不得意、短所長所があります。一面だけ見て「あんな風に頭が良かったら」と言うのは子供に失礼でしょう。子供の自己肯定感を下げる行為になり逆効果になる可能性があります。

2:勉強を強要する

勉強しない時に避けたい行動は、勉強を無理強いすることです。

どんなに勉強してほしくても、無理やり勉強させることはやめましょう。勉強が苦痛になり、子供が反発してくる可能性があります。

高校生になって保護者の言うとおりに行動する子供は少ないかもしれません。やる気は自分の中から湧いてくるものです。勉強する目的や将来との結びつきがわからないのであれば、その理由を考える方向へ持って行く必要があるでしょう。

3:欲しいものをご褒美に設定する

勉強しない時に避けたい行動は、ご褒美に物をあげることです。

一見励みになりそうですが、ご褒美をもらうことが目的になり、ご褒美なしには勉強しないスタイルができてしまいます。子供も頑張っているから何かしてあげたいという気持ちがあるのならば、短期的ではなく長期的な間隔でご褒美を用意しましょう。

ご褒美は、ゲームやお金などよりも「家族旅行で子供の行きたいところに行く」など思い出が残るものもおすすめです。

4:子供を責めて叱らないようにする

勉強しない時に避けたい行動は、あれこれと叱ることです。

叱る内容を重ねてしまうと、子供にとって保護者が「何が言いたいかより、ただ文句を言いたいだけ」、「イライラをぶつけられている」という印象になる場合があります。

顔を合わせると文句ばかり言う、と感じてしまうと保護者を避け始めるでしょう。子供に伝えなければいけないことは何か、内容を絞って言うことが大切です。

5:罰則を用意する

勉強しない高校生の子供が悪い点数を取ってきた場合に、罰則を与えるというのは逆効果です。スマホや漫画を取り上げたり、ゲームやテレビを禁止したとしても、子供のイライラが倍増してしまうだけです。

子供は、罰則を与えられたことで、「自己否定」された気持ちになってしまいます。

テストの結果だけみて罰則を与えるのではなく、「なぜ勉強ができなかったのか?」を一緒に考えることが大切です。次に向けての目標を持ち、やる気を出してもらえるようにサポートしていきましょう。

勉強しない高校生の気持ちを理解し寄り添ってあげよう

勉強しない高校生の子供には、何か勉強しない・勉強できない理由があるはずです。保護者は、その理由を、日頃の会話の中や毎日の子供の態度を観察することで理解するように努力していきましょう。

毎日のように勉強しなさいと叱ってしまうよりも、「テスト前にしっかりと勉強する」や「勉強しない日をつくる」など、少しゆったりと構えた目標を一緒に立てることも効果的です。

不登校や保護者とのコミュニケーションをどうしても嫌がってしまうという場合は、学校の先生やスクールカウンセラーなどの第三者に協力をお願いしましょう。保護者以外でも、誰か大人が子供の気持ちに寄り添い共感してサポートしていくことが大切です。

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