音読みと訓読みの違いと教え方のポイント!熟語の4つのパターン・例も紹介 音読みと訓読みの違いと教え方のポイント!熟語の4つのパターン・例も紹介 - chokomana
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音読みと訓読みの違いと教え方のポイント!熟語の4つのパターン・例も紹介

 

音読みと訓読みの違いと教え方のポイント!熟語の4つのパターン・例も紹介

 

音読みと訓読みの違いについて

音読みと訓読みの違いは、小中学生だけではなく、保護者や先生たちも分からなくなってしまうことがある問題です。

そもそも、漢字は中国から入ってきた言葉ですが、逆に日本から中国に伝わった言葉もあるため、複雑になっているのが現状と言えるでしょう。

そのため、漢字の読み方には例外がたくさん存在し、読み方のルールに当てはまらないケースが出てきます。しかし一般的には、漢字の表記では音読みがカタカナ、訓読みがひらがなで表されます。

本記事では、音読みと訓読みの違いについて、詳しく見ていきます。

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音読みは中国での発音

音読みは、中国語での発音を表した読み方です。

漢字が日本に伝わった当時は、漢字が元々持っている中国語の発音をそのまま発音していました。中国語の発音は時代や地域によって差があり、日本語の漢字の音読みが複数あるのは、この差に基づいているからとも言われています。

音読みの由来のイメージとしては、英語をカタカナで表記するようなものと言えるでしょう。当時、耳で聴きとったままの発音が「音読み」として現代に残っています。

訓読みは意味を考えた日本での読み方

もう一つの読み方である訓読みは、漢字の意味を考えた日本独自の読み方です。

当時の日本人が、漢字を自分たちのコミュニケーションツールにできないかと模索していた際に、中国語の発音だけでは不便であると感じたことがきっかけです。

そこで漢字の1つ1つの意味を考え、日本語に訳し考案されてできた読み方が訓読みです。

 

音読みと訓読みの見分け方のポイント8個

音読みと訓読みを見分けることは、大人でも難しいものがあります。しかし、いくつかのポイントを押さえれば、音読みと訓読みを区別することが容易になります。

漢字の読み方は重要ではないと思われがちですが、国語を学ぶうえで欠かせない内容です。ここでは、音読みと訓読みの見分け方のポイントを8つ紹介します。

1:漢字の読み方だけで意味が分かるか

音読みと訓読みを見分けるポイントの1つ目は、漢字の読み方だけで意味が分かるかどうかです。

「水」であれば、訓読みは「みず」音読みは「スイ」です。「みず」はパッと見て意味が分かりますが、「スイ」だけの場合だと「水」なのか「粋」なのか、意味がつかみにくいでしょう。

上記のようなことから、読みだけで意味が理解できるものを「訓読み」、理解できないのは「音読み」と区別することができます。

 

2:送り仮名はつくのか

音読みと訓読みを見分けるポイントの2つ目は、送り仮名がつく言葉には訓読みが多いことです。送り仮名は、日本語として理解できるために補っている文字です。

例えば、「冷たい」の送り仮名は「たい」ですが「冷(つめ)」だけだと、日本語として成立しません。送り仮名の「たい」を補うことで意味が分かる日本語になり、「冷たい」は訓読みだと認識できます。

ただし、送り仮名がついても音読みの場合もあるため、注意が必要です。

3:発音字数は拗音を除き2字以下か

音読みと訓読みを見分ける3つ目のポイントは、発音字数が拗音を除いて2字以下かどうかです。

拗音とは「キャ」など、1音節が仮名2文字の音を指します。音読みは拗音を入れずに2文字以下であることが多く、3文字以上であれば訓読みと判断できます。

「集」で見てみると、「シュウ」の拗音を除くと「ウ」の1文字になることから、「シュウ」は「集」の音読みであることが分かります。

 

4:読み方が基本1つか

音読みと訓読みを見分けるポイントの4つ目は、漢字の読み方が1つかどうかです。読み方が1つしかない漢字は、音読みである場合が多いと言えるでしょう。

よく使う漢字の「駅」は、読み方が1つしかないため音読みです。読み方だけで意味が分かるものは訓読みと先述しましたが、他の読み方が思いつかない場合は音読みと言えます。

「席(セキ)」や「服(フク)」なども音読みの仲間です。ただし、常用漢字以外の漢字は除きます。

5:末尾が「ン」で終わるか

 

 

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