子供の国語力を伸ばし読解力を高める方法11選|基礎の大切さについても解説

国語の勉強はつかみどころがないこともあり、子供の成績が悪いと対策に不安に感じる保護者の方は多いのではないでしょうか。国語の成績アップには、読解力が必要です。本記事では、子供の国語力を伸ばし読解力を高める方法や、基礎の大切さについて解説します。

子供の国語力を伸ばし読解力を高める方法11選|基礎の大切さについても解説

国語にはなぜ読解力が必要なのか

国語は、文章に書かれている内容を読み取り、答えを導き出せるかが問われる教科なため、読解力が必要です。国語で出題される内容は、必ず本文中に書かれています。読解力が乏しければ、文章を正確に読むことも、答えを導き出すこともできません。

本記事では、子供の国語力を伸ばし読解力を高める方法11選、基礎の大切さについても解説します。子供の国語の成績や読解力不足を感じている保護者の方は、参考にしてみてください。

子供の国語力を伸ばし読解力を高める方法11選

子供の国語力を伸ばし読解力を高める方法には、黙読をして全体の流れを把握することや記憶力を高めるために音読すること、人物像を掴むために心の変化や行動に注目すること、などがあります。

読解力を高める方法は文章のコツを押さえることです。これから紹介していく内容を一度、実践してみてください。

1:最初は黙読をして全体の流れを把握しよう

黙読は、素早く内容を理解する意味で効果的です。最初に黙読をして全体の流れを把握することで、その話がどういう展開でどう締めくくられているのか、何を言おうとしている話なのかがわかります。

2:記憶力を高めるために音読をしよう

記憶力を高めるには、声を出して読む音読がおすすめです。目で文字を捉えて、声に出す、声に出した内容を耳から聞くといった流れで、音読によって視覚と聴覚をフルに使いましょう。記憶に残るように勉強することで、着実に知識を積み上げていくことにつながります。

また、音読によって、読めない漢字や意味を理解していない言葉が何か明確になります。覚えていないことを把握する上でも効果的です。

3:人物像を掴むには心の変化や行動に注目しよう

人物像を掴むには心の変化や行動が書かれている文に注目することが大切です。たとえば、「清々した」「不快感を覚えた」「心が落ち着かない」「そっぽを向いた」「投げつけた」などです。

そして、そういう心情や行動の原因になったできごともチェックしておきましょう。心の変化や行動内容に対して「なぜそうなったのか」を結びつけて理解することも、読解力の向上に役立ちます。

4:長い文章は接続詞から読み取ろう

文章によっては、長い文章になっていることもあるため、読解力が乏しいと読み解くことが困難になります。長い文章が出てきたときは、接続詞を見て文章の内容を読み取るようにしましょう。

たとえば、「しかし」「ところが」「にもかかわらず」など逆説の接続詞が書いてあれば、作者が言いたいことは接続詞の前の部分ではなく後ろの部分になります。

「このように」「いずれにせよ」など結論の接続詞であれば、その後に作者の言いたいことが書いてあります。接続詞を注意して読むことで、重要なことがどこに書いてあって、結論はどこにあるのか見えてくるでしょう。

5:文章を要約し正しい意味を理解しよう

文章の要約は、文章を正しく読み取り、要点になる部分を自分の言葉でまとめなければなりません。その文章を理解したかの目安になるため、読解力を高める上で要約は重要です。読んだ内容の知識を増やしていく上でも、毎回読んだ本を要約する習慣をつけると良いでしょう。

6:語彙量を増やすために辞書を引く癖をつけよう

語彙量を増やすことは、読解の基礎です。語彙量が少なければ少ないほど、わからない単語が多く、文章を読んでも理解できないことが増えてしまいます。語彙量を増やすためにもわからない言葉が出てきたら、すぐに辞書を引くことが大切です。

7:本文に線を引き視覚的に整理をしよう

文章全体を適当に読み流してしまうと、解釈について勝手な思い込みをすることもありますが、本文に線を引き視覚的に整理することで、見落としてしまう箇所に気を配ることができ、内容の理解も深まります。

たとえば、主人公の気持ちが書かれているところに線を引くことで、文章前半と後半で主人公の心情の変化をピックアップすることが可能です。

「接続詞だけ引いてみて」と言ってみても良いでしょう。接続詞によって文章の展開を整理でき、接続詞の種類を覚えることにもつながります。

8:選択問題は間違っているものから見つけよう

選択問題が出てきたときは、一つずつ正しいか確認するのではなく、間違っているものから見つけるようにしましょう。選択問題はひっかけ要素があるため、正解に見せかける内容が書かれていることがあります。

正解を吟味する時間を作るためにも、あらかじめ間違いを含む答えを除外し、残ったものから本文に書かれている内容と照らし合わせて、正解を選ぶ方法をとりましょう。

9:漢字は熟語や例文などと一緒に覚えよう

漢字は熟語や例文ごと覚えてしまうと、自分で使うときにも活用しやすく、語彙力のアップにもつながります。

同じ読み方をする熟語の意味も混合しなくなるでしょう。たとえば、「シュウシュウ」という読み方の、「収集」と「収拾」では、前者はものを集める意味があり、後者は状態を整えるという意味があります。

「収」という同じ字を使っていることもあり、「収集」と「収拾」の使い分けは難しく感じるでしょう。そこで、「切手を収集する趣味がある」「混乱して収拾がつかない」と、例文で覚えておけば、意味の違いを理解して覚えることが可能です。

10:記述式問題は模範解答を読み込んで鍛えよう

記述式問題は、「このような根拠からこういうことが言えます」と答える問題が多いため、読解力に大きく関係してしまいます。国語であれば、その根拠は、出題されている本文中に書かれているため、正しく見つけ出すことで正解に近づきます。

対策としては、模範解答を読んで、答えに関わる部分(根拠)が本文のどこに書いてあるか、線を引きます。繰り返すことで、どういう内容が答えに必要な材料になるのか、本文を読むときに目をつけるポイントなどが見えてくるでしょう。

11:比喩表現から筆者の言いたいことを理解しよう

比喩表現は、ある状態の様子をほかの言葉で言い換える表現技法です。比喩表現を使っている部分は、独特な言い回しで書いているため、捉えにくい部分でもあります。

しかし、作者の言いたいことが比喩表現を利用して書かれていることが多いため、理解できないままにしてしまうと、そこで何が言いたかったか、わからくなります。比喩表現が使われている部分を見つけたときは、子供に意味を理解しているか質問してみましょう。

読解力を高めるためには基礎が大切

読解力を高めるためには、理解することや考えることという基礎的な能力が必要になります。たとえば、言葉の意味を知り、語彙を鍛えること、文中の主旨を探せるか、文脈から意味を推測できるか、などです。

子供の読解力の基礎力をアップさせるためには保護者も一緒に学ぶ姿勢を持つと良いでしょう。解釈を間違えないように、文章は1度だけではなく複数回読み返しするなど、子供の勉強を注意深く見ることも大切です。

保護者も一緒に学ぼう

保護者が一緒に学ぶ理由としては、子供にきちんと読解力の基礎が身についているか見極める意味があります。見ていてあげないと、基礎力が正しく身につかないケースも多いからです。

また、子供に勉強をスムーズに促す意味でも、保護者も一緒に学ぶ姿勢は効果的です。子供もやらされる状態より、保護者と一緒に学ぶ方が、モチベーションが高い状態で勉強に向き合えるでしょう。

文章は1度だけではなく複数回読み返そう

読解力が低い子供は、1回読んだだけでは、内容をきちんと理解していない傾向があります。内容の理解が曖昧では、正しい答えが導き出せないのは当然です。

文章は1度だけではなく複数回読み返すことを覚えましょう。1度だけでは、何を伝えようとしているか正しく理解できないことがあります。2回目に読むときは、難しい熟語や言い回しなどは意味を辞書で調べて、段落や文章の構成を確認するようにします。

ワーキングメモリを鍛えて読解力の向上を目指す

ワーキングメモリとは、短時間で心の中に入ってきた情報を処理する能力のことを指す言葉です。ワーキングメモリの働きは、会話や読み書き、計算など日常的判断はもちろん、勉強においても正解率に関して大きく左右します。

ワーキングメモリが低いと、記憶が抜け落ちてしまったり、解釈を間違えたりすることが多くなってしまうでしょう。

国語の読解では、語彙や言葉を文法によって適切に組み合わせて答えを解くために、ワーキングメモリは、読解力において欠かせないものです。

ワーキングメモリを鍛えるためには、記憶力を訓練する「逆さ言葉」を使った遊びや、視覚から入った答えから適切な反応を返す「後出しジャンケン」がおすすめです。楽しく思考を巡らせる機会を増やしていきましょう。

国語の読解力を高めるには日々の努力が大切

子供の国語力を伸ばし読解力を高める方法11選や、基礎の大切さについて解説しましたがいかがでしたでしょうか。

国語は、塾に通っても問題集を解いても急に改善することは難しい教科です。まずは読解力の基礎を理解し、読解力を高める方法を実践することが重要になります。

国語の読解力を高めるには日々の努力が大切です。子供には、本をたくさん読むことを促したり、わからない言葉はそのままにせず、辞書ですぐに調べることを習慣づけさせたりしていきましょう。

初回公開日:2021年10月05日

更新日:2021年10月05日

記載されている内容は2021年10月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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