考える力を構成する2つの思考とは?子どもの考える力を養うための基本5つも紹介

初回公開日:2021年02月05日

更新日:2021年03月18日

記載されている内容は2021年02月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

考える力を構成する2つの思考や子どもの考える力を養うための基本5つについて解説しています。また、子どもの考える力のために親が気を付けたい行為や考える力が伸ばせないときのチェックポイントなど「考える力」を中心に詳しく解説した記事になりますので参考にしてください。

考える力を構成する2つの思考とは?子どもの考える力を養うための基本5つも紹介

考える力とは?

考える力とは、知識力と思考力の両方が必要となり、周りの状況を分析し、どうすべきか頭を使って自分で決める力の事です。

大切なのは、他人任せではなく、行動・結果に対する責任全てに置いて自分自身でと言うところがポイントとなってきます。そして知識力だけでは考える力が育っていない為、思考力が必要となります。

考える力が必要になるのは、何かしらの課題が生じた時です。その課題に対し情報を集めるなどをして考えますが、この時目的意識が欠けてしまうと「考える」ではなく、ただ単に情報収集になってしまいます。

従来の学校教育では知識量を重視されていましたが、考える力を高める為には知識を身につける事と、「論理的思考」「戦略思考」「批判的思考」と言った思考力を伸ばす事が重要です。

計算力と思考力との違い

計算力とは、計算の速度が速ければ速いほど、計算の正答率が高ければ高いほどよいスコアになるように設定され計算をする能力そのものを言います。

思考力とは、考える力(能力)や、分析力を必要とし、概念を作り判断する能力を言います。

計算力と思考力の違いとは、数学で例えると計算問題か文章問題かの違いです。つまり、計算力があっても思考力がなければ、文章問題が苦手となります。数学は公式や定理などの知識に加え、それらを使いこなす思考力が必要とされます。

学力における必要な要素3選

ここからは学力における必要な要素について解説していきます。今回は、知識・技能を始めとした3項目をピックアップしていきます。

学力における必要な要素についてご興味がある方は、参考にしてください。

学力における必要な要素1:知識・技能

「知識」は、何を理解しているのかと言う事を示し、「技能」は何ができるのかを示すものです。

学力における必要な要素の土台であり、社会の中で生きていく中でも必要な知識を言います。知識と技能は、従来型の学力に位置付けられ、学ぶ意味や目的を見出した上で新たに要する事は、それを活用する「知識と技能活用力」になってきています。

学力における必要な要素2:思考力・判断力・表現力

2つ目は、思考力・判断力・表現力です。理解していることや自分が出来る事をどう使うか、と言うところを育てることで、より状況への適応能力を養います。

変化の激しい現代の中でも、その変化に対応し、状況の中で問題解決出来るよう結果を予測しながら実行し、新たな問題発見から解決に繋げられる力を養います。

学力における必要な要素3:主体性・多様性・協調性

3つ目は、主体性・多様性・協調性です。これは学びを人生や社会に生かす力です。学んだ知識・技能を、思考力・判断力・表現力などを使って、さらにどのように社会と関わり、より良い人生を送れるのか、と言う力です。

つまり一言で言うと人間性です。

近年、主体性のない子どもが増えていると言われています。周りの意見を気にしすぎず自分の意見をしっかり言えたり、周りに流されずに取り組めたりするよう主体性を育てる為にも、失敗は成功のもとである事をもっと伝え積極的に行動させる事が大切です。

文化の違いについて話合ったり、歴史の背景や伝統について興味を引く会話だったりと多様性を尊重する子どもに育てます。そして、自分の考えを表現すると共に、グループとしての意見を形成するなどが協調性となってきます。

協調性が低いとわがままや自己中心的な人物になりがちです。協調性を育む為に家庭で出来る事として、保護者の友人と仲良くしていたり、趣味のサークルやボランティア活動に積極的に参加したりする事も良い事です。

考える力を構成する2つの思考とは?

ここからは考える力を構成する思考について解説していきます。今回は、分析的思考を始めとした2項目をピックアップしていきます。

考える力を構成する思考についてご興味がある方は、参考にしてください。

分析的思考

分析的思考とは、理解力と観察力と問題解決において考える力の事です。

今、起こっている状況や問題を確実に理解し、それを頭で整理をし、さらに分析することで自分なりの対応策を考える力が必要となります。自分の得た情報を全て受け入れるのではなく、リサーチをしたりして情報を元に分析する力が更なる学びを生み出します。

創造的思考

創造的思考とは、課題や問題に直面した時、新しい発想やアイデアを生み出す思考を言います。創造的思考は基本的には新しいことに対する好奇心や固定概念にとらわれず、遊び心や自分の考えを展開させていく自信、発想力、思考の柔軟さなどが必要とされます。

子どもの考える力を養うための基本5つ

ここからは子どもの考える力を養うための基本について解説していきます。今回は、情報を読み取る力を養うを始めとした5項目をピックアップしていきます。

子どもの考える力を養うための基本についてご興味がある方は、参考にしてください。

子どもの考える力を養うための基本1:情報を読み取る力を養う

情報を読み取る力を養う事は、読解力のスキルを必要とされます。取得する情報は文章だけでなく、画像や映像、会話や表情などでもあります。この情報は読解力がないと読み取る事は出来ず、コミュニケーションを取る事の土台となります。

読解力と考える力は密な関係にあります。

現代、新聞や本などを読むことが少なくなっていることもあり、「正しい日本語に触れる機会がない」「覚えない」と言う事から、情報を読み取る力が低下しつつありますが、子どものうちから情報を読み取る力を養う事で、考える力やコミュニケーション力を高めます。

子どもの考える力を養うための基本2:比較して違いを見つける力を養う

考える力を養うために育てる指導の1つとして、多様な考えに触れながら、比較をして違いを見つける力を養う事も効果的です。

ただ単に「友達の考えと比べなさい」と言うのではなく、どの部分が同じで、どの部分が違うのか、それぞれの考えを色んな角度から捉える事で共通性、類似性、相違性と言った視点で比べてみます。ここでは、多様な視点から考える力を養って行きます。

子どもの考える力を養うための基本3:疑問に思うことを習慣化する

考える力を養うために、常に疑問を持つことも重要です。疑問をもつことは向上心に繋がってきます。そして対応する側は、子どもがどんな事でも疑問に思った事があればその疑問を生かしてあげるのも、返答の仕方が非常に重要となってきます。

子どもが疑問の発想を持ったことに対してきちんと対応してあげる事で、考える力や発想力が豊かに育ちます。子どもの「なぜ?」は学びの第一歩です。「なぜ?」から答えを見つけようとする姿勢が身についていく事で、考える力が育って行きます。

子どもの考える力を養うための基本4:頭に浮かんだことを整理する力を養う

頭で整理する力をつける事も、子どもの考え方を養う重要材料の1つです。例えば、話合いの際もう一度自分の中で整理し構成する事で、新たな気づきや考えが生まれます。頭に浮かんだ事を整理する際、情報や考えを紙に書いて視覚化させると整理しやすくなります。

頭の良さ=頭の中で整理する力とも言われます。日常生活の中で整理する訓練をする為に、まず頭に浮かんだ事を「誰に」「何を」「どのように」のように3つに分けて整理をしてみるととてもまとまりやすくなります。

子どもの考える力を養うための基本5:整理したことを言葉に置き換える力を養う

「子どもの考える力を養うための基本4」でお伝えした「頭に浮かんだ力を整理する力を養う」と同時に、整理した事を言葉に置き換える力を養う事も大切です。

言葉に置き換える際、うまく伝える事がコミュニケーションに置いて大変重要となります。つまり、自分だけがわかっている頭に浮かんでいる事を言葉に置き換え、口に出して相手に説明する習慣をつける事でうまく伝えようと、考える力が養って行きます。

そして整理した事を自分の言葉で言い直す事で、理解が深まり記憶にも定着しやすくなります。自分の言葉に置き換えるという事で学びの幅が広がっていきます。

子どもの考える力のために保護者が気を付けたい行為3選

ここからは子どもの考える力のために保護者が気を付けたい行為について解説していきます。今回は、子どもが考えている時に口を挟まないを始めとした3項目をピックアップしていきます。

子どもの考える力のために保護者が気を付けたい行為についてご興味がある方は、参考にしてください。

保護者が気を付けたい行為1:子どもが考えている時に口を挟まない

子どもの考えに口出しをしすぎてしまうと、子どもの可能性を潰してしまう可能性もあります。

現代の若者は、保護者になんでも決めてもらう人が多すぎると言われています。保護者が子どもの考えや人生に口出しばかりしてしまうと、いつまで経っても子どもは自分で考えることができなくなり、考える力が養いません。

例えば「危ないからやめなさい」と、安全ばかりを選択させてしまうと、リスクから逃げることで幅広くチャレンジすることすら逃してしまいます。イコールチャンスも逃してしまいます。

保護者が気を付けたい行為2:子どもが抱く疑問を無視しない

好奇心旺盛な子どもたちは「なんで?」と質問を投げかけてきます。

返答に困るような内容だったり、何度も質問される事に億劫になったりしてしまう事もあるかもしれません。子どもたちのその観察力に感心しながら「なんでだろうね?」や、「一緒に調べてみようか」など、子どもたちの疑問に答えてあげる事が大切です。

保護者が気を付けたい行為3:試行錯誤の大切さを理解する

保護者が気をつけたい事として、日常生活の中でさまざまな試行錯誤と、それを表す言葉を理解する手助けをしてあげる事です。

そして、子どもの話をひたすら聞いてあげ、共感してあげる事が大切です。もし、子どもが言葉にならない時は、言葉を引き出して教えてあげることで、子どもはこう言えばいいのか、と言葉を理解して行きます。

子どもが試行錯誤しながら何かを伝えようとしている時は、答えを出すのではなく、理解し、手を差し伸べてあげる事が大切です。

考える力が伸ばせないときのチェックポイント3つ

ここからは考える力が伸ばせないときのチェックポイントについて解説していきます。今回は、子どもとの信頼関係はできているかを始めとした3項目をピックアップしていきます。

考える力が伸ばせないときのチェックポイントについてご興味がある方は、参考にしてください。

チェックポイント1:子どもとの信頼関係はできているか?

子どもと信頼関係を築くには3つの大切なチェックポイントがあります。1つ目は、保護者から子どもへ対し、積極的に関わろうとしているかです。「関心を持っていますよ」という姿勢を見せてあげる事です。

2つ目は、子どもと「これいいね」「これ楽しいね」など、共感を持ってあげる事です。子どもは共感を持ってもらえる事で、「認めてもらっているんだ」と安心して話をしたり行動したりすることができます。

3つ目は、心地よさです。「ありがとう」や「頑張ったね」の表現を伝える時にぎゅっと抱きしめてあげたり、頭を撫でてあげたり、スキンシップをしてあげる事で自分を受け入れてもらえると、子どもは心地よさや安心感を得ます。

この信頼関係をおろそかにしてしまっては、子どもは思うように育ってくれません。

チェックポイント2:間違えた時に無闇に叱っていないか?

子どもをどう叱ればよいのかわからない、と悩む保護者も多いかと思います。無闇に怒鳴ったり感情的になってしまったり、叱り方を間違えてしまうと正しい事が伝えられないまま、子どもを伸ばす事ができない可能性があります。

叱り上手になるためには、「叱る理由を説明する事」「なぜ叱られたのか理解をさせ説明をさせる事」「叱った事を改善したら褒める事」「長くしつこく叱らない事」を必要とします。

チェックポイント3:子どもへの情報が過多になっていないか?

答えではなく、答えを導きだす思考力を育ててあげる事が大切です。

思考力とは、問題を解決する情報を探し、自分の知識を元に解決に向けて考える力です。子どもに情報を与えすぎてしまい、解決に至るまでのプロセスもわからないまま答えがわかってしまうと、考える力が身につきません。

また、自分で調べたり、情報を自ら入手する事を考えなくなってしまわない様、家庭で出来る育て方を考える事も重要です。

考える力の育成はアウトプットの正確性よりプロセスから取り組もう!

答えを与えるのではなく、答えを導き出すためのプロセスを磨く事が考える力を育てます。「どうして?」「なぜ?」と言った様に繰り返し質問を重ねて聞く事で、考える癖と同時にプロセスも認識出来るためより良い考え方を学ぶ機会にもなります。

理解しないままアウトプットする事よりも、こうしたプロセスを理解した上でアウトプットさせる事の方が大切です。

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