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読書嫌いの子供への対策方法11選!本に興味を示さない原因を探ろう

 

読書嫌いの子供への対策方法11選!本に興味を示さない原因を探ろう

 

読書による子供への効果4つ

近年、ITやメディアの発達により活字離れや読書嫌いの子供が増えているとされています。自宅で本を読むより、動画サイトを見たりゲームしている時間の方が増えていることでしょう。

時代によって子供の興味関心ごとは様々ですが、いつの時代も「読書好きな子供になってほしい」と願う保護者も多いのではないでしょうか。

次の記事では、読書による子供への効果4つをご紹介します。

 

1:学力の向上

大手通信教育のベネッセ教育研究所では、小学5年生から6年生になるまでの1年間に、子供が読む本のジャンルに注目して調査をおこないました。

その結果、読書しない子供より幅広いジャンルの本を読んだ子供ほど、興味や知識が広がり、考える力が向上したという結果が出ました。

全体的な偏差値が上がったと同時に、社会の成績が特に上がったという結果になりました。

社会や歴史を含めた様々な本を読んだことが、成績を上げる結果になりました。

「しくじり歴史人物事典」(学研プラス)や「ジュニア空想科学読本」(KADOKAWA)など、一見専門的な歴史や科学の本でも、子供でも読みやすく構成された本がよく読まれていました。

出典:幅広い読書が「思考力」や「創造性」にプラス効果|株式会社ベネッセホールディングス
参照:https://berd.benesse.jp/up_images/textarea/bigdata/20191025manabilnewsletter.pdf

2:想像力がつく

子供のひらめきには、素晴らしいものがあります。そういった想像力を広げてくれるのが読書です。

人は、生きているだけで全ての人生経験ができるわけではありません。立場や環境が違えば、出会えないまま知らないままのこともあります。しかし、本はその中で起きる追体験を通して、様々な状況や感情を理解できます。

また、想像力は相手の気持ちを理解する助けになるため、想像力をつけることで対人コミュニケーションがスムーズにいくといわれています。

 

3:語彙数が増える

読書をする子供としない子供では、語彙数が違います。読書嫌いの背景には、言葉が分からないという原因があるとされています。語彙数が増えていかなければ、本の内容を理解するのは難しいでしょう。

しかし、例え分からない言葉があっても、その前後の文書で意味を理解するのは可能です。

大人でも読めない漢字が出て来た時、文章の前後で意味を理解した経験があるでしょう。同じように子供も読書を続けるうちに、知らずのうちに文脈に頼らず自然に習得できるのです。

4:情緒の安定

子供にとって相手の感情を正確に読み取り、適切な言葉を返すのは難しい作業です。学校や家で、人との様々なコミュニケーションを通して感情について学んでいきます。

日常生活の中で起こりうることは限られていますが、読書を通して疑似体験することは感情について学ぶには効果的です。

 

読書嫌いの子供への対策方法11選

保護者の希望としては、読書好きな子供になってほしいと思い、いくら「本を読みなさい」と言うだけでは、読書が嫌いな子供はなかなか本を読んでくれません。

読書を苦手とする理由は様々です。

「つまらない」「難しい」「意味が分からない」など、低学年では単純に文章が読めないだけかもしれません。

学校で国語の教科書を読んでいるから、そのうち読めるようになるだろうと安心せず、読書嫌いの子供への対策方法をぜひ実践してみてください。

1:子供が本に興味を示さない原因を探る

愛知県の犬山市教育委員会がおこなったアンケートでは、小学校5年生の一番本を読まない理由は、「文章を読むことが苦手だから」でした。この理由は中学生になると下がり、「読みたいと思う本がないから」が上位に来ます。

文章を読むことが苦手な子供は、「読む」という壁にぶつかっているのかもしれません。読むハードルが高ければ、読み聞かせから始めて本の面白さに触れていくのが良いでしょう。

出典: 子どもの読書活動に関するアンケート調査|犬山市教育委員会
参照:https://www.lib.inuyama.aichi.jp/pdf/02_shiryo.pdf

 

2:小学校高学年まで読み聞かせをさせる

未就学児までは読み聞かせをしてあげることが多いですが、小学校に入ってからも読み聞かせを続けるか悩む保護者もいるでしょう。「自分で読んだ方が勉強になるのでは?」と思うかもしれません。

文部科学省がおこなった「親と子の読書活動等に関する調査」(平成16年)では、読み聞かせを小学校高学年までおこなった児童・生徒の方が一か月の読書量が多い傾向がみられるという研究結果が出ました。

読み聞かせを続けることは、子供の読書好きに大きな影響を与えることが分かります。

出典:第3章 4保護者の支援が子どもの読書活動へ及ぼす影響 (2)一か月に読んだ本の数(児童・生徒調査:問6)|文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/tosho/houkoku/05111601/003/004/002.htm

3:おやつタイムを利用する

子供はなかなかじっと話を聞いてくれないため、いつ読み聞かせをすればいいのか悩む保護者の方も多いでしょう。そんな時は、子供がじっとしている「おやつタイム」を有効活用すると良いでしょう。

おやつを食べている間はじっと座っているため、おやつと一緒に読み聞かせの時間にすると良いです。

読み聞かせと言って子供に全てを理解させようとしなくとも、ながら聞きでも意外と子供は聞いています。改めて読み聞かせの時間を作らなくても、何かしらの時間を活用すると良いでしょう。

 

 

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