書く力を伸ばす方法や手順7個!家庭における注意点や読んでおきたい本も紹介

初回公開日:2021年09月06日

更新日:2021年09月06日

記載されている内容は2021年09月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

子どもの書く力を伸ばすためには、大人の正しい働きかけが非常に大切です。「書くこと」が身に付いた子どもは、集中力や思考力などのさまざまな能力も備わり、論理的思考にも優れています。「書く力」は自分の強みであり「生きていく力」でもあるのです。

書く力を伸ばす方法や手順7個!家庭における注意点や読んでおきたい本も紹介

書く力とは何か?

書く力とは、自分が考えていること、思っていることを文章にして表現する能力です。これは一朝一夕に身につくものではなく、子どもの頃からの小さな積み重ねが非常に大切です。

それは決して、小さな子どもの頃からいきなり文章を書かせて、書く力を身につけるということではありません。さまざまな体験や学習を通して、一歩ずつ階段を上がるように身につけていく能力なのです。

書く力を養う副次効果5個

子どもの書く力を養うためには、何をしたら良いのでしょうか。書いて表現するためには、思考力や表現力などの能力が必要です。あらゆる感覚を駆使してはじめて、書くことで表現できるでしょう。

すなわち、子どもにとって、書く力を養うことは集中力や思考力などのさまざまな能力も同時に養われるという副次効果が期待されるのです。

1:集中力が高まる

子どもにとって、書くということは、指先を動かしながら脳を活発に使い続けることで、集中力を高めることにつながります。

最初からきれいに書かせるのではなく、思ったこと、考えたこと、その日の出来事など、書く内容は何でも良く、きれいにまとめることは考えずに、とにかくたくさん書かせることが大切です。数多く書くことで日に日に集中力が高まっていくでしょう。

2:発想力・思考力が豊かになる

書く力を伸ばすためにはまず、子どもに、自分が思っていること、考えていることなどを話させます。それに対して大人が「それはどうして?どんなことなの?」などと質問をし、子どもが自分の言葉で説明できるようになったら、それを書かせてみるのです。

そんなやりとりを繰り返すうちに、子どもは自由に発想力や思考力を働かせるようになり、自然に豊かな発想力や思考力が身についていくでしょう。

3:説得力が強まる

書く力を養って、集中してたくさん書くことで、発想力や思考力が豊かになります。それによって、具体的に自分の意見を、分かりやすい文章にまとめることができるようになり、説得力が強まるのです。

たくさん書いて練習を積み重ねることで、書く力はもちろんのこと、論理的で説得力のある文章が書けるようになります。

4:アピール力が強くなる

子どもの頃から書くことに慣れ親しみ、「書く力」を養っていくと、論理的思考ができるようになります。同時にさまざまな能力が発揮できるようになり、自分の主張がしっかりできることでアピール力が強くなります。

文章は、たくさん書けば書くほど上達するため、学校の授業や宿題だけでなく、家庭でも日記を毎日書くなど、日常の生活に、自然に書くことを取り入れることが重要です。

5:問題を発見する力も培われる

書くことに慣れて、発想力や思考力が身に付き、論理的に考えられるようになると、自分の思考のクセに気が付くようになります。すると、自分が書いた文章を客観的に見直すことができ、問題点に気付けるようになります。

日々のあらゆることに注目し、疑問を持ち、思考力を駆使して書き続けることで、問題を発見する力も同時に培われるでしょう。

書く力を伸ばす家庭でできる方法・手順7個

書く力を伸ばすためにできることは、家庭の中にもたくさんあります。

ここでは、子どもの書く力を自然に伸ばしていけるよう、大人が子どもに対して日常生活の中でできることについて、方法・手順について詳しく説明していきます。

1:自由に面白く書かせる

子どもの書く力を養うためには、まず書き慣れることが大切です。自分が想像したことや思ったことなどを、とにかく自由に、楽しみながら書かせていきます。

書くことが面白いと思うことが大切であるため、決してきれいに書かせようとせず、子どもに自由に書かせましょう。書き慣れることで、書くことが苦にならない状態を作ることが可能になります。

2:最初は会話ベースではじめる

書くことを養うために大切なのは、最初は会話からはじめるということです。何気ない日常の会話が、話す力を増すとともに書く力を伸ばすチャンスになります。

会話する時の注意点としては、子どもが話し始めたら、家事などの手を止めて、集中して話を聞いてあげることです。

気になることがあっても、子どもの話に割って入ってはいけません。子どもにとって、自分の話を最後まで興味を持って聞いてくれたという実感が、もっと話したいという意欲につながります。

3:親が質問しながら深める

親が子どもに質問して、それに答えさせることで子どもの思考力が深まります。まず子どもに、自由に話させた後、それに対して親が質問しましょう。

「それはどうして?」「それはどういうこと?」などと質問を投げかけて、子どもの思考を深めていきます。そして子どもが、自分の言いたいことがしっかり整理できたら、「もう一度聞かせて」と言って話してもらいましょう。

4:主語・述語と構成を意識させる

文章における基本は「主語」と「述語」です。この構成がしっかりしていると、文章はとても読みやすく、分かりやすいものになります。そのため、子どもの時から意識させることがとても大切です。

「私は」「あなたは」などの主語は最初に持ってくることが原則です。それに対して「公園に行った」「読書が好き」などの述語は、主語になるべく近づけるよう意識させます。そうすることで、分かりやすい文章になり、主語・述語の構成を身につけることができます。

5:たくさん書かせる

きれいな文章を書くということは、高度な能力が求められます。書いた文章が指摘されると、書くことに苦手意識を持ってしまう可能性もあります。そうならないために、書くことに慣れることが重要です。

最初は間違いは気にせず、とにかくたくさん書かせることで、書くことに慣れ、苦にならずに書き続けることができるようになります。

6:速く書かせる

毎日書き続けて、たくさん書けるようになってきたら、今度はできるだけ速く書くように伝えましょう。たくさんの文章を速く書くことに慣れて、書くことが苦にならない状態を作ることが重要になります。

7:きれいにまとめさせる

書く力を伸ばす方法を実践してきた子どもは、同時に集中力や発想力などのさまざまな能力が身に付いています。書くことに慣れているため、自然に、きれいな文章にまとめることができるようになります。

書く力を伸ばすための家庭における注意点5つ

子どもの書く力を養い、伸ばすためには、家庭での関わり方について、気をつけるべき点があります。

子どもが楽しみながら、書く力を伸ばすための、家庭での取り組みにおける注意点を5つにまとめました。大切なポイントとして、ぜひ心がけるようにしましょう。

1:叱らない

子どもの書く力=文章力を伸ばすためには、書くことが楽しいと思わせることが大切です。そのために大人が気をつけることは、決して「叱らない」ということです。

なぜなら、子どもは、楽しいことは苦労することなく続けることができます。しかし、叱ってまで、無理やり書かせることは禁物です。強要することで「書くことが嫌い」という悲劇的な結果になってしまいます。

2:書き出すきっかけをアドバイスする

最初からいきなり、子どもだけで書き進めるのは難しいものです。子どもが書き出しに悩んでいる時は、楽しく取り組めるように大人が働きかけをすることが必要です。

たとえば、子どもが好きな物語やアニメを例にあげて、「あなたならこんな時はどうする?」などとアイデアを引きだし、書き出すきっかけをアドバイスしてあげます。これは親子のコミュニケーションにもなり、回数を重ねることで、子どもの書き出す力がついていきます。

3:ノートをきれいに書いてもらう

ノートをきれいに書く習慣がついた子どもは、書くことが好きになり、書く力も向上します。ただし、最初のうちは親が一緒に取り組んで、きれいなノートの書き方を教える必要があります。

大切なのは、文字が丁寧に書けているということです。書いた文字が自分で読めて、ノートの罫線に沿って丁寧に書かれていたら、きれいに書けたことをほめてあげましょう。

4:本を読ませて要点をまとめる

読書をしたら、その要点をまとめて書かせることも、書く力を伸ばすことにつながります。そのためには、本の読み方がとても大切になってきます。

それは「作者の立場になって本を読む」ということです。

・物語では自分を登場人物に置きかえて読んでみる。
・作者が何を伝えたくて、どんな気持ちで書いているのか考えながら読んでみる。

読み終わった後に、子どもが思ったことを自由に書かせるのです。考えながら読むことは、書く力と同時に思考力の向上にもつながります。

5:苦手意識を持たせない

書く力を伸ばすためには、書くことが「好き」「楽しい」と思えるようになることです。そのためには「嫌いにさせない」ということがとても重要になります。

子どもの書く力を伸ばしたいがために、子どもが書いた文章を直させたり、無理やり書かせたりすることは、子どもに苦痛を与えます。それは書くことを嫌いにさせ、苦手意識を持ってしまう原因となります。どんな文章でも受け入れ、書いたことをほめてあげましょう。

書く力を伸ばすために低学年で読んでおきたい本7選

ここでは、子どもの書く力を伸ばすために役立つ、低学年のうちに読んでおきたいおすすめ本を7冊紹介します。絵本から読み物への移行期となる低学年において、読み始めるのにぴったりな、さし絵が多くて文字が読みやすい本を揃えました。

読みたい本がみつかったら、レベルに合わせてゆっくりと慣れていきましょう。読み聞かせもこれまでと同じように楽しみながら、親子で一緒に読書の時間を楽しみましょう。

1:100万回生きたねこ

おすすめの本1冊目は「100万回生きたねこ」です。この本は講談社から出版されています。文・絵「佐野洋子」価格は本体価格1,400円+税です。1977年に出版され、現代まで読み続けられている人気の絵本です。

生まれ変わりを繰り返している一匹のとらねこの物語であり、子どもだけでなく大人も楽しめる不朽の名作です。人によってそれぞれ違う気持ちになれる、ふしぎな物語です。

2:だるまちゃんとかみなりちゃん

おすすめの本2冊目は「だるまちゃんとかみなりちゃん」です。この本は福音館書店から出版されています。作・絵「加古里子」価格は900円+税です。1968年に刊行された「だるまちゃん」シリーズの2作目になります。

世代を超えて愛される「だるまちゃん」シリーズの1冊です。他には「だるまちゃんとてんぐちゃん」「だるまちゃんとうさぎちゃん」などがあります。何度見ても飽きることのないストーリーとイラストで、親子でいっしょに楽しめる1冊です。

3:はらぺこあおむし

おすすめの本3冊目は「はらぺこあおむし」です。この本は偕成社から出版されています。作「エリック・カール」訳「もりひさし」価格は1,200円+税です。1976年に出版され、長年にわたり親しまれている絵本です。

表紙のあおむしのイラストが色鮮やかでとても印象的です。ページには穴あけのしかけをこらし、あそびながら楽しめます。ストーリー展開も飽きることなく、子どもが夢中になれるしかけ絵本になっています。

4:ずーっと ずっと だいすきだよ

おすすめの本4冊目は「ずーっと ずっと だいすきだよ」です。この本は評論社から出版されています。著「ハンスウィルヘルム」訳「久山太市」価格は1,200円+税です。

気持ちを、言葉にして伝えることの大切さが伝わってくる絵本です。ぼくが成長していく一方で、愛犬のエルフィーは年老いていきます。そしてエルフィーとの悲しい別れがやってきます。その後の心境がやさしく描かれたお話です。

5:おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典

おすすめの本5冊目は「おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典」です。この本は高橋書店から出版されています。監修「今泉忠明」価格は900円+税です。

「こどもの本総選挙」にて1位を獲得した、子どもに大人気の本です。ちょっとざんねんになってしまった、さまざまな生き物たちが紹介されています。思わず笑ってしまうものから、ためになるものまで、どのページから読んでも楽しめる本です。

6:ふくいんかんしょてんエルマーのぼうけん

おすすめの本6冊目は「エルマーのぼうけん」です。この本は福音館書店から出版されています。著「ルース・スタイルス・ガネット」訳「わたなべしげお」価格は1,200円+税です。

長年にわたり読み継がれる、子ども向け童話の傑作です。空想が広がり、ユーモアもいっぱいで、子どもたちに大人気の冒険小説です。読み聞かせはもちろん、子どもが自分ではじめて読む本にもぴったりです。

7:たんたのたんけん

おすすめの本7冊目は「たんたのたんけん」です。この本は学研プラスから出版されています。著「中川季枝子」イラスト「山脇百合子」価格は900円+税です。

約50年にわたって読み継がれるこのお話の作者は「ぐりとぐら」シリーズでおなじみの、中川季枝子さんと山脇百合子さんです。子どもの気持ちに寄りそった、ワクワク感がたくさんつまったお話です。読み聞かせはもちろん、ひとりで読むなら小学校低学年くらいからがおすすめの本です。

書く力を伸ばすポイントや注意点を知って低学年のうちからサポートしよう

このように、子どもの書く力を伸ばすためには、さまざまな方法があることが分かりました。日常生活の中で「書く楽しさ」や「書く喜び」を感じてもらえるよう、低学年のうちからポイントや注意点を常に意識して子どもをサポートしていきましょう。

そして書く力を身につけた子どもは「自分はできる!」と感じることで自己肯定感が上がり、「学ぶこと」や「生きること」への自信をますます深めていくのです。

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