子供が中学受験をやめると言い出すきっかけ5つ|やめることを検討すべきサイン

初回公開日:2021年06月05日

更新日:2021年06月05日

記載されている内容は2021年06月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

子供が中学受験をやめると言い出す理由には主に5つのきっかけがありますが、保護者は子供の話をきちんと聞いてあげることが先ずは重要です。しかし、中には本当に受験をやめることを検討した方がよいサインもあるので、見逃さずに慎重に受験するかしないかを検討しましょう。

子供が中学受験をやめると言い出すきっかけ5つ|やめることを検討すべきサイン

小学生にとっての中学受験の負担とは

小中学校は義務教育のため受験をしなくても中学生にはなれます。

したがって、必ずしも中学受験をする必要はありませんので、中学受験をしない友達に比べれば、遊ぶ時間は少なくなり、苦手な教科を勉強しなければならないため、精神的にはプレッシャーがかかることになります。

さらに、場合によっては勉強時間を捻出するために睡眠時間を削る必要に迫られることもあるでしょう。

つまり、小学生にとっては中学受験をするという選択は重い負担を背負うことになると言っても過言ではないでしょう。

小学生の子供が中学受験をやめると言い出す5つのきっかけ

これまで順調に受験勉強を進めてきていたのに小学6年生になると突然中学受験をやめると言い出す子供がいます。このようなケースには何らかのきっかけがあることがほとんどです。

具体的にどのような理由で中学受験をやめる決断をしたのか、あるいはやめるか続けるか迷っているのか、といった本人の気持ちをしっかりと確認することが重要です。以下に主な中学受験をやめる理由を挙げて解説します。

1:勉強に疲れている

受験勉強は長期間にわたることになります。

中学受験をしない友達と比べて、なぜ自分ばかりこんな大変な思いをしなければならないのかと中学受験に対する気持ちがグラついてしまい、勉強することに疲れてしまっていることが理由で中学受験をやめたいと言っている可能性が考えられます。

疲れているときに無理やり勉強を強いることは逆効果になり、ますます受験することが嫌になってしまうこともあるでしょう。

保護者以上に本人が感じている重圧を和らげてあげることが勉強疲れの小学6年生には大切になります。

2:やる気がキープできない

受験勉強中にずっとやる気を維持し続けることは、小学6年生のみならず大人であってもかなり難しいことだと考えられます。

やる気をなくしてしまう理由は、テストの点数が悪かった、勉強が計画通りに進んでいない、というように具体的な出来事がきっかけになるケースがあり得ます。

このような場合には、本人に対して「いつも頑張っていて偉いね」「この難しい問題がよく解けたね」などと小さなことであっても本人が成功体験を実感できるような励まし方が良いでしょう。

3:クラスの子と差がついた

同じような成績だったクラスの友達がいつの間にか成績がグンと伸びて自分と大きな差がついてしまっているようなときにも「もう中学受験やめる」という気持ちになってしまうでしょう。

大切なことはその友達との比較で優劣をつけることではなくて、自分自身が勉強を理解できるかどうかであって、自分の目標を達成することが一番重要なのだ、ということを保護者として本人にきちんと理解させることです。

保護者が友達との成績を比較することはしてはいけませんし、本人が頑張っていることを褒めてあげるようにしましょう。

4:塾の勉強についていけない

中学受験のためには塾に通うことが必須となっているのが現状ですが、塾の勉強についていくことができなくて中学受験をやめると考えている可能性もあります。

しかし、こればかりは塾と本人の相性の問題もありますので、塾の指導方針がどうしても本人に適していないような場合には思い切って塾を変える手続きを検討してみましょう。

大切なことは受験生である本人に合った学習方法を指導してくれる塾を選ぶことです。

5:保護者のエゴや子供に対する接し方

保護者ばかりが一方的に盛り上がってしまい、本人の気持ちを思いやる余裕がなく、いつもよりも厳しい言葉や態度で子供に接してしまうことも中学受験をやめると言い出す理由のひとつです。

保護者としての言動や子供への伝え方などはとても大切で、本人のテスト結果などが悪かったときに返事をせずに無視するようなことはしてはいけません。

中学受験というのは子供とともに、保護者にとっても成長する機会を与えてくれるものであるという心構えが普段から重要になります。

小学生の子供から中学受験をやめると言われたときの対処法3つ

中学受験の勉強を進めていた小学生の子供から、もう中学受験をやめる、塾もやめる、と言われてしまった場合には保護者としてどのように対処したらよいのでしょうか。

頭ごなしに「やめたければ勝手にしろ」や「今までいくらお金がかかっているのかわかっているのか」というような言い方はしてはいけません。

きっと保護者に受験をやめたいと言うこと自体に子供は大きな罪悪感を感じているでしょうから、子供の心に寄り添う姿勢が保護者には必要不可欠になります。具体的な対処方法について以下に説明します。

1:まずは落ち着いて子供の話を聞く

子供から中学受験をやめる、と聞かされたときには保護者もビックリして焦ってしまうこともあるでしょう。しかし、そんな状態だからこそ保護者は落ち着いて、しっかりと子供の話を聞いてあげることが必要になります。

なぜ中学受験をやめると思ったのかその理由を探ることがまずは重要なのですが、その際に子供を責め立てるような聞き方をすることは禁物です。

子供の気持ちを十分に理解したうえで、本当に中学受験を今諦めてしまうことがベストな選択なのかどうかを子供と十分に話し合うことが必要です。

2:第2・第3志望に妥協する

思うように成績が上がらず、勉強することに疲れてしまっていることが受験をやめると言っている理由なのであれば、志望校を第2・第3志望の学校へと変更することも検討してみてはいかがでしょうか。

大切なことは勉強そのものを嫌いにさせないことです。これからの人生において、エスカレーター方式の学校でなければ、まだ高校や大学の受験も控えていますので、中学受験の段階で勉強嫌いになってしまうと挽回するのが大変になります。

子供の実力以上の学校を狙わせて無理を強いて勉強嫌いにさせるよりも、気持ちに余裕を持って受験勉強に臨めるように志望校を変更することも重要な対処方法です。

3:やめると決断したときはどうする?

中学受験をやめると決断したらそれで終わりではありません。子供自身や塾・家庭教師などのこれまでの受験勉強に関わった方々に対してもやっておくべきことを忘れないようにすることが大切です。

本稿では、受験勉強をやめるタイミングと塾への対応について説明します。

受験勉強をやめるべきタイミング

子供自身が受験をやめると言い出しても、保護者としてはもう少し頑張れるんじゃないかと思ってしまうものです。

しかし、明らかに子供の様子がおかしいような場合(顔色が悪い、ふさぎ込んでいる、口数が極端に少なくなったなど)には、子供ともよく相談して受験勉強から撤退することが必要でしょう。

子供が受験勉強や塾に面白さを全く感じないのであれば、そのタイミングで受験はやめる方がいいでしょう。

塾への対応は?

子供が中学受験をやめる場合には当然ながら塾もやめることになるでしょう。

保護者としては、子供が中学受験をやめる理由をきちんと塾側に伝えたうえで退塾手続きを進めることが重要になります。

なお塾としては、もちろん退塾はして欲しくないので、様々な引き留め策を提案してくることが考えられます。

その中には子供のために検討してみてもよいと思える方法があることも考えられますが、本人の意思が固く翻意が難しいようであれば、保護者としては子供側に立って塾側を説得するようなスタンスであることが大切です。

中学受験をやめることを検討すべきサイン

中学受験をやめると子供が言い出したとき、すぐにその言葉を真に受けて受験勉強をやめさせてしまう保護者は少ないでしょうが、実際に子供の中学受験をやめさせた方が良いと考えられるようなケースもあります。

保護者が子供の中学受験をやめさせることを検討した方が良いと考えられるサインには、どのようなものがあるのでしょうか。

中学受験をやめることを検討すべき子供のサイン

子供本人が中学受験をやめたいと言っても保護者は本当にやめてもよいのかどうか判断に迷ってしまうことも多いでしょう。

子供が発している様々なサインや兆候から保護者が客観的に判断することが必要です。

模試の科目総合偏差値が判断基準値以下であるとき

模擬試験の科目総合の偏差値が一定の判断基準値以下である場合には、中学受験をやめるという判断もあり得ると考えます。

模擬試験のレベルによって偏差値も異なりますので一概には言えませんが、一般的には科目総合偏差値が40以下の場合には中学受験をやめるサインかもしれません。

偏差値40以下でも合格できる中学校はありますが、その後の高校や大学への進学を考えると中学受験の勉強を続けることの費用対効果に疑問があるからです。

志望校の偏差値が判断基準値以下であるとき

志望校の偏差値が一定の判断基準値以下の場合も受験をやめるサインと考えてもよいでしょう。

具体的には科目総合偏差値50が基準になりますが、中学受験をやめるサインだと考える理由は50以下の中学校に進学する場合は費用対効果が低いと考えられるからです。

もちろん偏差値50以下の中学校へ進学した後に本人が頑張って学力を伸ばして思うような高校や大学に進学することも可能ではありますが、けして楽な道のりではないことは覚悟しておくべきでしょう。

子供が自分を物で傷付けてしまうときは危険

子供が中学受験の勉強をするようになってから、そのストレスで自分自身の身体を傷付けるような自傷行為を繰り返すようであれば、非常に危険な状態なので今すぐにでも受験をやめさせることを検討しましょう。

心が相当の悲鳴をあげていると考えて間違いはないでしょう。

自傷行為でなくても、頻繁に頭痛を訴えたり、体調をいつも崩しがちになったり、いつも顔色が悪くて元気がなかったり、といった子供の状態が見受けられたら、保護者としては子供にとっての最善の策を検討する必要があります。

中学受験をやめることを検討すべき保護者のサイン

中学受験をやめることを検討した方がよいサインは、子供だけではなくその保護者にもそのサインや兆候が表れているケースが多々あります。

例えば、子供に対して体調が悪いようなときにも無理強いして勉強させていたり、同級生の保護者に対して競争心を剝き出しにして張り合っていたり、誰のために受験をするのかわからない状態に保護者が陥ってしまっているような場合です。

あくまで子供の人生を豊かにするための中学受験であることを忘れてはいけません。

成績が伸びない時に志望校の下方修正ができない

成績がなかなか伸びない時には1ランク志望校を下方修正することも必要になりますが、第1志望校に固執してしまう場合には受験そのものをするかどうか検討することが
必要になります。


この状態のままでもし不合格だった場合、小学生はまだ精神的には未熟であるため、本人の心の傷は深いものになるでしょう。

中学受験をやめる勇気を持つことの大切さを子供によく伝えることも重要です。

保護者が知っておきたい中学受験の注意点

保護者にとっても初めての子供の中学受験であれば何もかもわからないことだらけでしょうが、中学受験に臨む子供を持つ保護者・保護者としては注意しておくべきポイントがあります。

また、既に中学受験を経験した子供の保護者などにいろいろな情報を教えてもらうことは非常に役に立つでしょう。

中学受験塾の金額に影響される葛藤

長期間塾に通って中学受験のための勉強を子供にさせていると、これまでかかった費用を考えてなかなか受験をやめさせようという決断ができない可能性が考えられます。

しかし子供自身の状況を十分に考えて、受験勉強を続けることとやめることのメリットとデメリットを客観的に比べて決断することが重要です。

入試で終わりではない

中学受験が終わっても、中高一貫校に合格したとしても、それで終わりではありません。これからも中学受験と同じような勉強を続けていかなければならないという状況が待っていることを、保護者は忘れないでください。

中学受験は長い学習期間のほんの始まりに過ぎず、中学受験の合格はこれからスタートできる権利を得ただけです。

中学受験をやめる勇気も重要であることを理解しよう

中学受験を乗り越えたという達成感は子供にとっては大きな勲章となりますが、一方で無理をして心や体を壊してしまっては全く意味がありません。

中学受験をやめる勇気を持つことも大切ですし、保護者は塾や学校の先生とも協力して、受験をやめてしまった子供のケアを怠らないようにしてください。

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