中学受験に落ちた時に保護者ができるサポート10個|切り替えることが重要

初回公開日:2021年09月06日

更新日:2021年09月06日

記載されている内容は2021年09月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

中学受験は、年々受験する子供が増えています。中学受験はお金も時間もかけて取り組むだけに、落ちた時のショックは大きいものがあります。受験で落ちるのには、いくつか原因があります。子供が中学受験に落ちた場合、保護者はどう対処すれば良いのでしょうか。

中学受験に落ちた時に保護者ができるサポート10個|切り替えることが重要

中学受験に落ちた後はどうなる?

早いご家庭だと小学校低学年から中学受験に取り組むため、お金も時間も費やします。一生懸命努力しても、残念ながら志望校に落ちてしまった場合、親子共々ショックを受けることになります。

また、子供が中学受験に落ちた後はどうなるのでしょう。その時に保護者ができる対処法を紹介します。

中学受験に落ちた時に考えられる原因8個

ここからは中学受験に落ちた時に考えられる原因について解説していきます。今回は、「客観的な子供の学力を把握していなかった」を始めとした8項目をピックアップしていきます。

中学受験に落ちた時に考えられる原因についてご興味がある方は、参考にしてください。

1:客観的な子供の学力を把握していなかった

保護者が客観的に子供の学力を把握していないと、落ちる可能性が高くなります。低学年で高成績の子供が、中学年以降普通の成績になることがあります。保護者の欲目で、子供の学力が賢いと言われた頃の評価で止まってしまうでしょう。

合格は一か八かの運ではなく、学力が合格ラインにあるかどうかです。冷静な学力の総合的な判断と把握は、大人でないと難しいでしょう。

2:チャレンジ校ばかりを併願校にしてしまっていた

受験用語でチャレンジ校という言葉があります。チャレンジ校とは、模試の成績結果・偏差値で提案される実力よりちょっと高めの志望校のことです。

併願校をチャレンジ校ばかりにすると、受験する子供に負担がかかり、落ちる要因になります。ここで注意したいのは、「チャレンジ」校という点です。

チャレンジ校だから合格圏内校という意味ではないので、確実に合格を狙うのであれば、併願校をチャレンジ校ばかりにするのはやめましょう。

3:緊張で自分の力を発揮できなかった

緊張のあまり普段の実力が発揮できずに落ちる子供がいます。中学受験会場は、志望校の校舎であることが一般的ですので、子供が通う小学校と雰囲気が違います。

我が子が受験会場の雰囲気にのまれてしまう、他の受験生に萎縮してしまうことも考えられます。

体調管理と共に、メンタルのフォローをしておきましょう。

4:偏差値だけで志望校を決めてしまった

中学受験の志望校を決める目安に、偏差値があります。受験するなら偏差値の高い学校が良いと思う保護者は多いですが、偏差値だけで志望校を決めるのは落ちる原因になります。

中学に通うのは保護者ではありません。総合的に子供にあった志望校を選びましょう。

5:第一志望校の受験しかしていなかった

第一志望のみしか受験しないというのも落ちる原因の1つです。目的に集中して合格する子供もいますが、後がないプレッシャーに押されて実力が発揮できないケースもあります。

中学受験する子供の性格によりますが、併願校で安心させる、リハーサルさせるという安全策を理解していないことが招く失敗です。根性論より、子供が安心して受験に取り組めるしくみを作ってあげましょう。

6:学習時間を重視しすぎてしまった

学習時間を重視すると落ちる原因になります。それは、学習時間が長いだけで内容を伴っていないのが問題と言われています。子供が机に向かっていると保護者は安心します。子供も長く机に向かっていることが良いことだと錯覚してしまいます。

勉強は内容が大事であって、時間で成果を計っても意味がありません。塾に通っていたら家で過ごす時間があまりありません。時間は有効に使いましょう。

7:学習方法に一貫性がなかった

学習方法に一貫性がないと残念な結果になる可能性があります。特に塾をあちこちに変えることは、志望校に落ちる可能性が高くなります。

保護者によっては、合格させたいあまりに他の塾が少しでも良いと聞いたら変えてしまうこともあります。限られた受験準備期間に学習環境をリセットさせるのは、子供を混乱させるだけです。

8:保護者が干渉しすぎてしまった

子供の自主性を尊重することを忘れてしまうほど干渉しすぎて、落ちてしまったというケースもあります。特に受験前になると、心配のあまり過剰な干渉をしてしまうでしょう。

保護者や身内は励ましのつもりで言葉をかけていても、何度も聞かされる本人はプレッシャーを感じてしまいます。もし失敗したらどうしようと思いこんで、本来の実力が発揮できないでしょう。

受験前に激励の言葉はむしろ不要です。少しでもリラックスする時間を与えるのが子供のためです。

中学受験に落ちた時に保護者ができるサポート10個

ここからは中学受験に落ちた時に保護者ができるサポートについて解説していきます。今回は、「本人が希望すれば別の志望校で再度受験させる」を始めとした10項目をピックアップしていきます。

中学受験に落ちた時に保護者ができるサポートについてご興味がある方は、参考にしてください。

1:本人が希望すれば別の志望校で再度受験させる

第一志望で落ちても、2月上旬の2次募集で再度受験のチャンスがあります。良い中学は第一志望校だけではありません。

大体が、1月上旬に1次募集、合否結果が1月下旬に行われることが多いです。その後2次募集のある学校が募集するのです。学校によっては3次募集もあります。

ほとんどの学校では試験日当日に合否がわかるようになっています。すでに受験を経験している子供は落ち着いてチャレンジできるので合格が期待できます。第一志望が受かれば必要はありませんが、予め2次募集の学校情報もピックアップしておきましょう。

2:合否にかかわらず受験した経験を褒めてあげる

子供が落ちた時にかける言葉は、励ましではなく褒めてあげることです。小学6年生の子供が目的を決めて、それに向かって努力したことは十分褒めるべきことです。

そして、失敗しない人生をおくる人など保護者も先生も含め一人もいないこと、今後の経験に大きく生かされるという前向きな出来事だと子供に伝えましょう。親子で一緒に頑張ったことそのものが貴重な人生経験なのです。

3:すぐ気持ちを切り替えさせる

結果が出てしまった以上、次にすることは気持ちの切り替えです。そのため保護者は、子供に対していつも通り接しましょう。淡々と日常生活を送ることは、子供が気持ちを切り替える近道です。

受験の時に我慢していた好きなことをさせるのも良いでしょう。前向きな気持ちが持てそうなことを色々試してみましょう。

4:新たな目標を一緒に設定する

気持ちが切り替えられたら、次に子供と一緒に新たな目標を設定しましょう。受験に落ちた子供はなかなか次に進めないため、保護者がサポートしてあげましょう。

もし、子供がなりたい職業があるならば、その職業に就くためにはこのようなルートがあると教えてあげても良いでしょう。志望校でなくても良い学校はたくさんある、準備期間もあるし選択肢が広がったといった将来につながる前向きなことを伝えましょう。

勉強にこだわらずに、勉強以外のことでも楽しいと思える目標を立てるのもおすすめです。

5:学習環境をもう一度見直す

中学受験に落ちたら、良い機会なので学習環境の見直しをしましょう。勉強に集中できる環境づくりは、中学生活での成績アップにつながります。 そして3年後の高校受験に役に立つことでしょう。

ゲームや漫画、スマホなど勉強に必要のないものを勉強するスペースに置かないことは大事です。リビングで学習する際は、家族もテレビを見ないなど協力しましょう。

6:本人の健康管理をサポートする

受験勉強は心身ともに疲れるため、子供の健康管理をサポートしましょう。合否結果に関わらず、子供が「燃え尽き症候群」という状態になる場合があります。

中学受験は、小学6年生の子供が学校生活を送りながら受験勉強に取り組みます。たくさんの時間を費やして努力をしたのに落ちてしまったら、無力感や虚無感を感じることもあります。

ほどんどの子供は、ショックだったけど数日で立ち直ります。その数日はしっかり休ませてあげましょう。

7:子供の気持ちに寄り添い勇気づける

落ちて悲しむ子供の気持ちに寄り添うことも、保護者のできることです。前に進むためにも、保護者はあるがままの子供の気持ちを受け止めましょう。それは、泣いて落ち込む子供のその辛さに共感してあげることです。

無理に励ましの声をかけず、ただひたすら子供の話を聞いてあげましょう。それだけで子供は感情の整理ができます。子供の感情が落ち着いてから、勇気づけてあげましょう。

有名人で中学受験に失敗した経験を持つ人もいますが、大活躍されています。そのようなエピソードも子供を勇気づけることでしょう。

8:公立中学に進学する準備をする

私立中学進学を諦めたら、公立中学の進学の準備を始めましょう。公立小学校に通う子供の場合、お友達と一緒の学校に通えることになります。保護者としても私立中学に進学する分のお金を今後の教育費に回せます。

公立中学も地域によっては、「学校選択制」を導入しているため、市区町村が指定している区域内で、通いたい中学校を選べます。公立中学も学校によって特色があるので、子供にあった中学を選びましょう。

出典:学校選択制等について|文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakko-sentaku/06041014/008/001.htm

9:高校受験にこの経験を活かせるようサポートする

中学受験が落ちた経験は、高校受験に活かしましょう。受験勉強の経験があるため、他の子供より受験に慣れている場合があります。

志望校の中等部に落ちても、高等部は受かったというケースは珍しくないでしょう。それどころか、中学3年間の頑張り次第で、もっとレベルの高い高校に受かることも可能です。中学受験の経験は無駄ではないという証明になります。

高校受験時に中学受験に落ちた経験を活かせるようサポートしましょう。

10:滑り止めで受けた私立中学に進学するサポートをする

第一志望校に落ちても、滑り止めで受けて合格した私立中学に進学するサポートをしましょう。

滑り止めと言っても、志望校と同じく進学したい学校を選んでいるのです。「合格した実力があるのだから、自信を持って」と子供を励ましましょう。

次の中学受験で失敗しないために必要な対策7個

これまで中学受験に落ちた場合の対応をご紹介しました。落ちた原因を突き止めることは、次に失敗しないための対策を立てる上で重要です。

ここからは、次の中学受験で失敗しないための対策を7つご紹介します。

1:緊張しないよう受験当日の過ごし方をシミュレーションする

緊張しないよう受験当日の過ごし方をシミュレーションしましょう。試験当日のスケジュールは、受験生に告知されています。

試験の開始時間までにどう過ごすか、トイレの場所の確認など、シミュレーションも失敗しないために必要です。何か起きた場合に、落ち着いて行動できます。

2:滑り止めの中学も受験する

確実に中学受験に失敗したくない場合は、滑り止めの中学も受験すると良いです。受験日にもよりますが、滑り止めを受けた後に志望校を受けると緊張しないで受験に挑めるでしょう。

その場合、受験日が重ならないことが滑り止めの中学の条件になります。先に志望校の受験があった場合も、滑り止めの受験は落ち着いて受験でき、落ち着いて受験できるでしょう。

3:プランを立てて勉強する

中学受験の失敗は、プランなしで勉強することです。基礎学力がないと受験に合格しづらいので、受験日から逆算して勉強スケジュールを立てましょう。

小学校に通いながらの受験勉強は、時間との戦いでもあります。無駄のない内容、休みもきちんと入れた無理のないプランで合格に近づきましょう。

4:学習塾などで効率的に対策する

中学受験をする子供は、学習塾で効率的に対策しています。学習塾は志望校受験のノウハウを持っている塾を選びましょう。子供に合った、カリキュラムをこなすことで実力が付きます。

塾のコースによっては志望動機の文章添削、面接の練習とアドバイスをしてくれます。受験に強い塾は志望校の受験情報を持っている可能性があるため、大いに塾を活用しましょう。中学受験をするために同じ塾に通う他の子供の存在も、良い刺激になります。

5:学習状況を把握しておく

計画的に受験対策をするには、保護者が子供の学習状況を把握しておきましょう。評判の良い学習塾に入れたからといって安心せず、日頃から子供とコミュニケーションをとって、子供が塾の勉強についていけているか確認しておきましょう。

学習状況を把握しておくと、子供が困ったらすぐに対応できます。

6:家庭内で今後の方針についてしっかり話し合う

中学受験をきっかけに、家庭内で今後の方針について話し合うことは大切です。中学受験は、保護者のサポートなしではできないでしょう。

受験が終わるまで、家族の協力が必要になります。場合によっては、受験する子供の兄弟に我慢してもらうことも理解してもらわなくてはいけないでしょう。

家族全員が中学受験を応援する状態になるためには、話し合いが必要です。

7:志望校独自の試験傾向について調べておく

受験する中学の試験問題には、独自の試験傾向があるので調べておきましょう。以前の受験で出された過去問題集が毎年発売されています。子供には過去問題集を解かせることで、試験傾向に慣れさせましょう。

志望校の受験対策に強い学習塾に通わせている場合は、塾でも試験傾向を教えてもらえます。この場合も子供と塾任せにせず、保護者も積極的に把握しておきましょう。

中学受験に落ちた時は保護者がサポートし一緒に困難を乗り越えよう

中学受験に落ちた時は、保護者が全力でサポートしましょう。

中学受験に失敗したからと言って、終わりではありません。この経験をバネに中学生活を楽しみ、高校受験で頑張るように応援しましょう。

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