AO入試とは?5つの特徴や保護者が知っておくべき6つの対策ポイントを解説

初回公開日:2021年04月03日

更新日:2021年04月02日

記載されている内容は2021年04月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

AO入試とはどのような受験方法なのでしょうか。本記事ではAO入試の概要や特徴、保護者が知っておくべきAO入試の対策、AO入試に向いている学生の特徴などをご紹介しますので、ぜひ参考にAO入試対策を行ってみてはいかがでしょうか。

AO入試とは?5つの特徴や保護者が知っておくべき6つの対策ポイントを解説

AO入試とはどのような入試方法?

大学入試では「AO入試」と呼ばれる受験方法があります。AO入試は「アドミッションズ・オフィス入試」を略した言葉で、大学側が設定している学生像(アドミッション・ポリシー)を基準として合否判定を行う比較的新しい受験方法です。

大学入試を控えている子どもを持つ保護者の方の中にも、AO入試について詳しく知りたいと考えている方は多いのではないでしょうか。本記事ではAO入試についてご紹介していきます。

AO入試の発祥

もともとアメリカで採用されていた受験方法であるAI入試が日本ではじめて行われたのは、1990年の慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスだと言われています。当時は知られていない受験方法だったことから、AO入試で受験した学生の数は多くはありませんでした。

しかし近年ではAO入試という名前の知名度も増し、受験方法の1つとして知られるようになっています。

推薦入試との違い

AO入試は指定校推薦や一般推薦と違い、学校長の推薦を必要としていません。学校ごとに個別に条件を設定しているケースはありますが、基本的に大学受験資格を持っていれば、誰でもAO入試で受験することは可能です。

また、一般推薦の場合は学業成績が重視されますが、AO入試の場合は学力よりも受験生本人の個性や意欲などを重視する傾向があるといった点が違いです。ただし、一回の面接や作文などで合否が決まる推薦と違い、AO入試はどちらも複数回実施されるケースが多くなります。

AO入試の5つの特徴

単純な高校時代の成績よりも本人の個性や適性などを重視するのがAO入試の特徴です。受験生の子どもを持つ保護者の方の中には、AO入試を視野に入れている方も多いでしょう。

一般的な入試方法とは異なる特徴を持つAO入試ですが、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。ここではAO入試の5つの特徴をご紹介していきますので、ぜひAO入試を検討する参考にしてみてください。

1:学校長の推薦を必要としない

公募推薦は大学側が求めている出願条件を満たしており、学校長の推薦があれば出願できるというものです。また、指定校推薦の場合も大学から指定を受けた高校の生徒かつ学校長の推薦を受けていることが出願条件となります。

一方で、AO入試の場合は学校長の推薦は必要ありません。そのため、基本的にはAO入試での受験を希望する受験生であれば誰でもAO入試を受けることは可能です。

2:一定の条件を設けていることがある

前述のとおりAO入試は学校長の推薦不要でAO入試での受験を希望する学生であれば誰でもAO入試を受けることができますが、大学の中には一定の条件を設定しているケースもあります。

たとえば、その大学のオープンキャンパスへの参加経験や、大学入学後に専門的に学ぶ内容についての知識などが条件として設けられていることがあります。

3:受験生の個性・適性・意欲を重視している

一般推薦の場合、合否判定では受験生の高校時代の学業成績が重視されます。一方、AO入試は高校時代の学業成績ではなく、本人の個性や大学への適性、その大学へ入学して学びたいという本人の意欲を重視している点がポイントです。

AO入試では大学の特色などを反映した上で、アドミッションポリシーとしてその大学が求めている学生像を示しています。そのため、学生の適性や意欲がもっとも重要となります。

4:面談を複数回行う

一般的に推薦入試の場合は、一度の面談や論作文などによって合否が決定します。しかしAO入試の場合、その学生が大学の求めている学生像にマッチした人材かどうかを判断する必要があることから、一般的に複数回の面談が実施されます。

出願前の予備面接を設けている場合がある

AO入試の中には、出願前にエントリーシートを提出し、予備面接を実施しているというケースもあります。特にAO入試を取り入れている私立大学の場合、エントリーシートを提出して予備面接を行っていることが多いです。

予備面接が行われる場合は、予備面接後に出願の可否が出ることになります。場合によっては予備面接時点で複数回の面接や口頭試問などが行われ、そのまま内定が出るケースもあります。

5:専門的な内容の小論文を行う

AO入試では面談だけでなく非常に専門的な内容の小論文が出されることも多いです。そのため、入学を希望している大学で学べる分野について事前に調べておき、自分で小論文が書けるレベルでの理解が求められるケースがあることは押さえておきましょう。

AO入試の保護者が知っておくべき6つの対策

AO入試は選考期間が長いことから、エントリーシートの受け付けも早いです。また、事前にオープンキャンパスへの参加などが出願条件となっているケースがあるなど、他の受験方法とは違った特徴を持っています。

そのため、受験生の保護者の方も、事前にAO入試の対策について押さえておく必要があります。ここではAO入試の保護者が知っておくべき6つの対策をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:前提として一般入試で通用する力を身につけさせる

AO入試の場合、一般入試で行われる国語や数学、英語などの試験はありませんが、AO入試で不合格となった場合は一般入試で受験する必要があります。そのため、AO入試での受験を考える場合は、前提として一般入試でも通用するレベルの力を身につけておくことが大切です。

AO入試だけで合格するつもりで一般入試用の受験勉強を怠ると、AO入試に失敗した場合、非常に大きなリスクを負うことになるという点に関しては念頭に置いておきましょう。

2:情報収集は塾や予備校を活用させる

AO入試は特殊な受験方法なので、専門的な対策を行っておく必要があります。しかしAO入試で不合格となった場合に一般入試で受験しなければいけないことを考えると、AO入試にばかり時間をかけてよいのかどうかわからないという方がほとんどでしょう。

そのため、AO入試を検討する場合は塾や予備校を活用して情報収集を行いましょう。事前の情報収集によって、AO入試に時間をかけるかどうかを見極めることが大切です。

3:オープンキャンパスや学校説明会への準備

大学のオープンキャンパスや学校説明会は、だいたい6月~8月頃に行われることが一般的です。

AO入試では大学のオープンキャンパスへの参加が出願条件となっていることも多いため、事前にAO入試を検討している大学のオープンキャンパスや学校説明会がいつ実施されるのか調べて、準備を整えておきましょう。

4:AO入試の選考期間を確認する

AO入試は選考期間が非常に長い受験方法です。大学の願書の受け付け自体は8月1日以降とされていますが、前述のとおり、AO入試はオープンキャンパスへの参加が出願条件になっていることもあります。

そのため、AO入試で受験する場合は実質オープンキャンパスや学校説明会が実施される6月頃から動かなければいけないケースもあります。AO入試は時間のかかる受験方法なので、いつから選考が始まるのか調べておきましょう。

5:エントリーシートや願書の受付日を確認する

AO入試は選考期間が長いことから、エントリーシートや願書の受け付けも他の受験方法に比べて早いです。前述のとおり、エントリーシートの提出後には予備面談が実施されるケースもあります。

願書の受け付け自体は8月1日以降とされていますが、いつ頃から受け付けが始まるのかは大学によって異なるため、事前に調べておきましょう。

6:大学で研究したいことを言語化させる

AO入試は他の受験方法と異なり、大学のアドミッションポリシーといかにマッチングするかどうかが重要となります。

受験生自身が今後どのようなキャリアを築いていきたいのか、そのためにはどのような学問が必要になるのかをイメージし言語化できていなければ、そもそもどの大学を選べばいいのかも定まらないでしょう。

大学で自分が研究したいことを言語化することにより、もっとも自分にマッチした大学を選ぶことができるようになります。

AO入試に向いている学生とは

AO入試は選考に時間がかかる特殊な受験方法となっていることもあり、受験生の子どもを持つ保護者の方の中には、自分の子どもがAO入試に向いているのかどうか知りたいという方も多いでしょう。

それでは、どのような子がAO入試に向いているのでしょうか。ここでは最後にAO入試に向いている学生についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

具体的に学びたいことが決まっている

AO入試では専門的な小論文が出されることや、志望理由書や具体的な学習計画書などの提出が求められることもあります。そのため、自分が大学に入ってから学びたいことが具体的に決まっていなければ、AO入試にチャレンジするのは難しいでしょう。

逆に言うと、具体的に大学で学びたいことが明確に決まっている学生はAO入試に向いていると言えます。

自分の得意分野を伸ばしたいと思っている

AO入試は他の受験方法と違い、大学が求めている学生像とのマッチングが重要となります。そのため、自分の得意分野を伸ばす方向性の戦略を立てることが可能です。

何かしらの得意分野があり、その得意分野を伸ばしていきたいと考えている学生は、AO入試に向いていると言えるでしょう。

AO入試とはなにかを理解して早めに対策を立てましょう

AO入試は、大学が提示しているアドミッションポリシーとのマッチングがもっとも重要になる受験方法です。

ぜひ本記事でご紹介したAO入試の概要や特徴、保護者が知っておくべきAO入試の対策などを参考に、十分な対策を行って受験生がAO入試に臨めるようにしましょう。

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