定時制高校とは?6つの詳細を知ろう!入試試験方法や勉強内容など 定時制高校とは?6つの詳細を知ろう!入試試験方法や勉強内容など - chokomana
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定時制高校とは?6つの詳細を知ろう!入試試験方法や勉強内容など

 

定時制高校とは?6つの詳細を知ろう!入試試験方法や勉強内容など

 

定時制高校とはどんな高校?

定時制高校とはもともと、日中働きに出ているなどの理由で全日制高校に通えない人が高校教育を受けるために創設された制度です。

文部科学省では「中学校を卒業して勤務に従事するなど様々な理由で全日制の高校に進めない青少年に対して高校教育を受ける機会を与える」ことが、創設の趣旨として定義されています。

全日制高校や定時制高校と同じく、高校卒業の資格を得られる学校として通信制高校もありますが、定時制高校と通信制高校の主な違いは通学頻度です。通信制高校は基本的に自宅学習を行い必要に応じて通学するのに対し、定時制高校は基本的に毎日通学します。

近年においては、多様な入学動機によって定時制高校を選択する人が増えてきています。定時制高校とは、どんな学校なのか、その特徴と役割をみていきましょう。

出典:定時制・通信制過程について|文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/047/siryo/__icsFiles/afieldfile/2013/07/12/1336336_1.pdf

 

最近の定時制高校の傾向3つ

最近の定時制高校には従来とは異なった傾向が3つあります。

かつては、働きながら高校に通う人のための学校というイメージの強かった定時制高校であったものの、最近では全日制高校から転・編入学する人や過去に高校教育を受けることのできなかった人たちが、高校教育を受ける場として定時制高校を選ぶことも少なくありません。

そのような背景があり、最近の定時制高校には次のような傾向が見られます。

1:朝や昼にも授業を行う学校が出てきた

最近の定時制高校の中には、全日制高校と同じく朝や昼の時間帯に授業を行う学校が出てきました。

かつては会社での勤務を終えた後、夕方あるいは夜から授業が始まるというスタイルが一般的でした。しかし近年は会社によって勤務時間も多様化しており、画一的な始業時間では通学が困難な人が出てきてしまいます。

また、日中働きにでるために定時制高校を選択するのではなく、家庭の事情や不登校などの理由によって定時制高校に通う人が増えており、そのような生徒に対応するため、朝や昼に授業を行う学校が出てきています。

 

2:制度変更による卒業年数の変更

授業の開始時間が夜からと遅いため1日に受ける授業時間が短く、4年間かけて卒業することが主流の定時制高校ですが、制度の変更により3年間で卒業することが可能となりました。

従来の4年制では1日に4時限の授業を受けるスタイルが主流でしたが、定時制高校を3年間で卒業するためには1日に5〜6時限の授業を受けることとなります。

3:単位制を採用する学校が増えている

最近では、公立の定時制高校において単位制が主流となってきています。単位制の学校においては、必須科目を含む74単位以上を取得すれば卒業ができ、学年という1年間の括りにとらわれることがありません。

自分の興味関心がある科目を選択し、自分の学習ペースに沿って勉強が進められるというメリットがあります。

また前述した卒業年数に関しては、単位制を採用している学校において、必要な単位を3年間で取得することによって3年間で卒業することが可能となります。

 

定時制高校の6つの詳細

続いて、定時制高校について6つの詳細を見ていきましょう。入学試験の方法と入学時期について、また勉強内容と通学頻度、学費などについてを6つの項目に分けて詳しくご紹介いたします。

定時制高校にはどのようにして入学し、どのようなスタイルで勉強することができるのか、具体的に見ていきながら定時制高校への理解を深めましょう。

1:入試試験方法は学力試験と面接

定時制高校の入学試験は、一般的に学力試験と面接で構成されています。

学力試験の科目は、国語・数学・英語の3科目となっており、一部の学校ではこの3科目に加えて作文・社会・理科の試験を実施している場合や、学力検査は行わないという学校もあります。

また学力試験のほか、面接も多くの学校の入試で導入されていますが、この面接は学習意欲や学習に対する姿勢を確かめることが主目的とされており、生徒を選り分けるためのものではありません。

 

2:入学時期は決まっている?

定時制高校へ入学できるのは、全日制高校と同じく原則4月のみとなっています。

すでに高校へ在籍していて、その高校を中退することなく他の高校へと籍を移すことを転入と言いますが、転入の場合には、転入先として志望している高校に欠員が出て、補欠募集している時のみ転入が可能です。

また過去に高校を中退したことのある人が、再度高校へ入学することを編入と言います。この場合にも転入と同じく生徒に欠員が出た時のみ編入が可能となり、編入先の学校の新年度が始まるタイミングで編入することとなります。

このように、定時制高校へ入学したい場合、生徒の好きなタイミングで入学ができるわけではありませんので編入や転入を考えている場合にはタイミングにも注意しましょう。

3:制度について

 

 

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