小学生が不登校になる原因10選|解決に向けて保護者ができる対策7選

初回公開日:2021年08月06日

更新日:2021年08月06日

記載されている内容は2021年08月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

不登校となる小学生の数は年々増加していて、必ずしも自分の子供が不登校になるとは誰も言いきれない時代となっています。そのため、小学生の不登校についての知識を事前に持っておき、万が一の場合には適切な対処をできるようにしておきましょう。

小学生が不登校になる原因10選|解決に向けて保護者ができる対策7選

小学生の不登校とは

小学生の子供が学校に行きたくないと言い出した際に、ただの子供のわがままと思ってしまう保護者もいます。

しかし、小学生は多感な時期となるので、ただのわがままと思っていると状況が深刻化してしまい、子供が学校に行けない状態に陥ってしまう可能性があります。

そのようなことを避けるためにも、保護者は小学生の不登校や、その原因、解決法などについて、事前に知識を持っておかなければなりません。

小学生の不登校の現状

文部科学省の調査から、不登校の子供の数は増加傾向にあることがわかっています。また、小学生の中でも、高学年になるほどその数は多くなっています。その数は決して少なくなく、令和元年の調査結果では小学生の約120人に1人の割合で不登校となっています。

そのため、自分の子供が不登校にはならないと思い込んでいる保護者もいますが、現在ではどの子供が不登校になってもおかしくありません。

出典:令和元年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について|文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/content/20201015-mext_jidou02-100002753_01.pdf

小学生が不登校になる原因10選

小学生が不登校になる原因はいろいろあり、個人によって異なります。しかし、いくつか定番となる原因はあります。子供を不登校から守るためにも、保護者はどのようなことが原因で小学生が不登校となってしまう場合があるのか、事前に把握しておくようにしましょう。

環境の原因

小学校にはいろいろなルールがあります。また、集団で生活することにもなります。そのため、小学校で生活を送るにはその環境に合わせた生活をしなければなりません。

また、その環境は状況や条件などによって変化することもあり、その環境が不登校の原因となってしまう場合があります。

1:小学校入学時の環境の変化に馴染めない

小学校に入学すれば、これまで生活していた幼稚園や保育園などの環境とは大きく変わることになります。

授業を受けるために決められた時間に椅子に座って勉強することや、知らない人が急に増えることなどに強いストレスを受けてしまう子供もいます。その大きな環境の変化に馴染むことができず、学校に行くことができなくなる場合があります。

2:規律を守った集団生活に慣れていない

小学校では集団生活をすることになります。子供は幼稚園や保育園でも集団での生活を経験している場合が多いですが、小学校ではさらに規律を守る必要があります。

そのため、これまで比較的自由に過ごしてきたのに、急に個人の勝手が許されない規律を守った集団生活をしなければいけなくなることにストレスを感じてしまい、不登校となってしまう場合もあります。

3:新しく友人関係を築く事への難しさ

小学校に入学したばかりの時期や、学年が上がってクラス替えが行われるなどした場合には、人間関係も新しくなります。そのため、新しい友人を作ることにもなります。

しかし、コミュニケーションが苦手で、なかなか人間関係が築けないという子供もいるでしょう。学校での人間関係は、学校生活の充実度に影響を与える場合も多いので、うまく新しい人間関係を築けない子供は学校に行くことが嫌と感じるようになってしまいます。

4:悪口・嫌がらせなどのいじめを受ける

学校での人間関係は学校生活の充実度に影響を与えます。もし、その人間関係が悪く、悪口や嫌がらせなどのいじめを受けるようなことがあれば不登校の原因となってしまいます。

いじめの件数は年々増加傾向にあるので、保護者は子供の様子をしっかりと注意して観察してあげる必要があります。

また、自分がいじめられていることを家族に知られたくないと思って、いじめを我慢しながら学校に通い続けている子供もいるので、学校に通っているから安心と思わないようにしましょう。

5:保護者以外の人と接触する不安

小学校に入れば、保護者と離れて過ごす時間が多くなります。そのため、1日のほとんどを先生や同級生と過ごすようになります。

しかし、コミュニケーションが苦手な子供は人見知りをする傾向があるため、保護者以外の人と接触することに不安を感じてしまいます。その不安が強いストレスとなり、学校に行けなくなってしまう場合があります。

学業の原因

小学校は勉強をする場であり、その学業が原因で不登校になる子供もいます。また、学業が原因の場合にも、環境と同様にいくつかの種類があるので、その原因にはどのようなものがあるのか把握しておきましょう。

6:集中して授業を受ける環境についていけない

小学校に入れば、時間割通りに授業を受けるようになります。塾や習い事などによって、長時間の授業を受けることに慣れている子供もいますが、中には小学校に入って初めて長時間の授業を経験するという子供もいます。

そのため、集中力が続かず、椅子に座って先生の話しを聞き、授業を理解しながら、黒板に書かれたことをノートに書き写していくということができない子供もいます。

集中力が続かず、授業を受ける環境について行けなくなると、授業を受けることが苦痛となり、学校に行きたくなくなってしまう場合があります。

7:授業内容についていけない

個人の能力はそれぞれ異なるので、授業に集中していてもその内容が理解できない子供もいます。しかし、小学校では個人のために授業のペースを落とすこともできません。

そのため、徐々に授業で理解できない部分が多くなっていき、授業についていけなくなってしまいます。授業についていけなくなることで、授業が苦痛になり、学校に行きたくなくなってしまいます。

8:成績によって評価される

授業についていけなくなると、テストで点数が取れなくなり、成績が落ちることになります。また、その成績によって他人と比較され、優劣を明確にされます。

そのため、授業についていけなくなり成績を落とした子供は、勉強へのモチベーションを下げてしまい、さらに成績を落としていくという悪循環に陥ってしまう場合があります。

成績を他人と比較され、勉強が嫌になることにストレスを感じてしまい、不登校となってしまう子供もいます。

9:団体競技や芸術が苦手とする不安

小学校では、勉強ばかりではなく、体育で団体競技、図工や音楽で芸術なども学びます。しかし、これらも勉強のように、結果で運動能力や芸術センスなどの優劣が明確になります。

そのため、運動や芸術などが苦手な子供は、団体競技で失敗して周囲に迷惑をかけることや、図工で下手な作品を作って恥をかくことなどに不安や恐れなどを感じて、学校に行きたくないと思ってしまう場合もあります。

病気の関連性もある

環境や学業などが原因で不登校となる小学生もいます。しかし、中には病気が原因で学校に通いたくても、なかなか登校できないという子供もいます。

ただし、いじめが病気の原因となる場合もあれば、病気が原因で嫌な思いをして不登校となる場合もあります。そのため、病気が原因で不登校となっている子供全員が、学校に行きたくても行けない状況というわけではありません。

不登校になりやすい小学生の性格4選

不登校になる原因はいろいろとあります。しかし、それら同じ不登校になる原因を抱えていたとしても、不登校になる子供もいれば、ならない子供もいます。これは、不登校になりやすい子供がいくつか性格の特徴を持っているためです。

子供が不登校になることを防げるように、その性格の特徴にはどのようなものがあるのか知っておきましょう。

1:感受性が強い性格

感受性が強い性格をしていると、周囲からの印象や他人との成績の比較、人間関係のトラブルなどで必要以上に不安感を持ってしまう場合があります。

そのため、日頃からビクビクと生活するようになり、嫌なことが起こってしまうと強いストレスを感じてしまいます。小学生は不安やストレスへの耐性がまだ弱いので、それらから逃げたいと考える場合もあるでしょう。

2:気力がない性格

小学生はまだストレスへの耐性が弱い傾向にあります。そのため、学校で嫌なことが続いてストレスを溜めてしまうと、無気力となり、学校に行く気もなくなってしまいます。

もともと気力がない性格の場合は無気力となりやすく、不登校となって家に引きこもるようになってしまうと、さらに無気力となっていってしまうので注意が必要です。

3:過度にプライドが高い性格

プライドが高い性格をしていると、自分の納得のできる結果が得られなかった場合にストレスを感じてしまいます。

しかし、小学校では集団生活をするので自分の思い通りにならないことはよくあります。また、成績で他人と比較され、優劣も明確にされます。

そのため、納得できる結果が得られなかったという事実を突きつけられる場面も多く、プライドが高い性格をしていると、その分だけ小学校ではストレスを受ける場面も多くなってしまいます。

4:気が弱く内面にため込む性格

小学校では集団生活をすることになるので、気弱な性格をしていると、自分のやりたいことや言いたいことなどを他人に合わせて我慢する場面も多くなります。その我慢によってストレスが溜まっていき、学校に行けなくなってしまいます。

また、ストレスを溜めていることを表に出さないので、急に不登校となって周囲を驚かせてしまうという場合もあります。

小学生の不登校の解決に向けて保護者ができる対策7選

小学生が不登校となった場合、自分で原因を解決して、再び学校に通えるようになるのは難しいでしょう。そのため、小学生の子供が不登校となった場合には、保護者がサポートをしてあげる必要があります。

小学生の不登校の解決に向けて保護者ができる対策には、いくつかの方法があるのでそれらを把握しておき、子供の性格や不登校となった原因などに合わせて、適切な対策法を選べるようにしておきましょう。

1:子供に不登校の理由を聞く

子供が不登校となった場合、その原因を解消してあげる必要があります。しかし、その原因がわからなければ、正しい対処をすることはできません。

そのため、まずは子供から不登校になった理由を聞くようにしましょう。また、子供に理由を聞くことは、子供の抱えている不安やストレスを軽減する役割もあります。

2:前向きな気持ちを芽生えさせる

不登校となった子供は不安やストレスを抱えていることから、ネガティブになっている場合が多くあります。ネガティブになっていると、原因の解決のために行動を起こせません。

子供が原因を解決しようとするには、前向きな気持ちを持つ必要があるので、保護者は子供の不安やストレスを取り除いて、前向きな気持ちを持てるようにしてあげましょう。

3:無理に学校へ行かせない

不登校となった小学生を無理に学校へ行かせようとするのは、やってはいけないことの1つです。子供も学校に行けるのであれば、苦労はしません。また、小学生にとって学校に行かないという選択をすることも勇気の必要な行動であり、その決断をすでにしています。

子供に不登校の理由を聞かない、原因を解決せずに学校へ行かせようとするなどの行為は、子供の抱える悩みや、勇気を振り絞った決断を無視することです。そのようなことをしてしまうと、子供は保護者への信用を失くし、保護者を頼らなくなってしまいます。

4:子供に自信をつけさせる

不登校となった小学生は不安やストレスによって、ネガティブになっています。そのため、子供には前向きな気持ちを持たせてあげる必要があります。前向きな気持ちを持つには、子供に自信をつけさせてあげましょう。

子供が無気力とならないように、やりたいことをやらせてあげて、知識や経験を積み重ねて自信を持てるように促しましょう。

5:家庭環境でのトラブルを解消する

小学生が不登校になる原因は小学校にあるとは限りません。家庭環境が原因で不登校となる場合もあります。家庭環境の原因には、家族の不仲や兄弟間での能力格差、転勤や再婚などによる家庭環境の急激な変化などがあります。

小学生はストレスに対して耐性が弱いので、家庭環境によってストレスを与えないように注意が必要です。また、家庭環境にトラブルがある場合は速やかに解消してあげましょう。

6:学校内に信頼できる先生や友人を作っておく

家庭環境に原因がある場合は、保護者の方で解決することができます。しかし、学校の中に原因がある場合は、保護者の目の届かない範囲にあり、原因に対して直接手出しができない場合もあります。

そのため、学校内の情報や、学校内での対応について、安心して任せられる人を作る必要があります。信頼できる先生やママ友などがいると、学校にある原因は解決しやすくなります。

7:学校以外の学習法を考える

不登校となった小学生を無理に学校へ行かすことはできません。また、必ずしも原因を解決して、再び小学校に通えるようになるとも限りません。

そのため、子供が不登校となった場合、子供が勉強を続けられるように、保護者は学校以外での学習環境を用意してあげる必要があります。

フリースクール

保護者はカウンセラーではないので、子供の不安やストレスを解消してあげたくても、思うようにそれらを解消してあげられない場合があります。

そのような場合にはフリースクールを頼ってみましょう。フリースクールでは専門家のカウンセリングによるケアをしています。それだけでなく、多くの場合で学習支援や小学校への復帰のサポートなどを行っています。

また、条件によってはフリースクールに通った日数を在籍校の出席日数とすることができ、小学校に通うことなく、その小学校を卒業できる可能性もあります。

適応教室

適応教室とは、教育委員会が設置している不登校となった子供たちを支援する施設で、小学校と同じように時間割で授業が行われます。

ただし、クラスは不登校となった子供たちだけが集まった少人数制です。学校の環境が原因で不登校となった子供にはあまり適していませんが、人間関係や人数の多い集団生活などにストレスを感じていた子供には適しています。

また、学校と連携して運営されていて、フリースクールと同様に適応教室への出席を、小学校の出席日数とすることもできます。

不登校専門の塾・家庭教師

人間関係やいじめなどが原因の場合、小学校には行きたくないが、それ以外の場面では生活に支障がないという子供もいます。そのような子供は学校で勉強ができないので、塾や家庭教師などで勉強を補っている場合があります。

ただし、子供が不安やストレスなどで他人と接することに敏感となっている場合には、不登校専門の塾や家庭教師の活用を検討しましょう。不登校専門であれば、不登校となった子供への接し方を理解しているので安心して勉強を任せることができます。

小学生向けの通信教育

不登校となった小学生の中には、人と接することに不安を感じて、家から出ることもできないという子供もいます。

そのような場合は、通信教育を検討してみましょう。現在では通信教育のサービスは充実しているので、子供に適したものを選んであげ、子供が安心して自宅で勉強できる環境を整えてあげましょう。

小学生の不登校を理解し最善の策を取ろう

不登校となる小学生の数は増加傾向にあります。そのため、保護者は万が一の場合に備えて、事前に知識を持っておく必要があります。不登校についての知識を事前に持っておき、子供にとっての最善策を取れるようにしておきましょう。

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